本記事ではこのような疑問に答えていく。

2020年、ついにサラリーマンを辞め、投資家兼ブロガーとして精進中の25歳。
投資歴7年、やっとのことでFX収入は月100万ほど。一応目標達成。
わりと赤裸々に、FXや投資関連のノウハウを毎日ブログにUPしている。
さて、今回の記事の内容はこんな感じ!
- コピートレードとは『優秀なトレーダーの裁量取引をマネする』トレード
- 自動売買は『プログラミングによる機械的アルゴリズムで行う』トレード
- とりあえず30分くらいあれば始められます【4STEPで解説】
海外FXのコピートレードとは
コピートレードとは「優秀なトレーダーの裁量取引をマネできる」トレードのこと。
気になったプロ投資家をボタンポチポチで選択して、あとは自動的に取引がすすむ。
完全放置でOKだ。
昨今ではコピートレードはソーシャルトレードとも呼ばれ、投資初心者中心に爆発的に人気が高まっている。「FXの勉強無しにできる」強みがあり、個人的にはあまり健康的な考えではないとは思うが、置いといて…、ただ「お金を増やす」だけであれば、それはたしかに有益でもある。
コピートレードの仕組み
コピートレードは、自分の証拠金に合わせて柔軟にトレードをしてくれる。
ぼく:証拠金1000万円
Aさん:証拠金100万円
Bさん:証拠金10万円
上記の場合でコピートレードをスタートすると、証拠金の差分をしっかり縮尺してくれる。
- ぼく:ドル円100lot買い(証拠金1000万円に対して10分の1lot)
- Aさん:ドル円10lot買い(証拠金100万円に対して10分の1lot)
- Bさん:ドル円1lot買い(証拠金10万円に対して10分の1lot)
というわけで、マネするトレードが月利30%であれば、元手資金の大小にかかわらず”完全放置”で自分も同様に月利30%を見込めるというわけだ。
コピートレードと自動売買の違い
- コピートレード:優秀なトレーダーの裁量取引をマネする自動トレード
- 自動売買:プログラミングによる機械的アルゴリズムで行う自動トレード
要は「人の判断」か「機械の判断」かの違い。
自動売買のデメリット
- ①:長い間は通用しない
- ②:誰でも簡単に作れるので低品質なものが多い
- ③:維持費が結構高く、設定も複雑
①:自動売買は相場の変動についていけない
自動売買最大のデメリットはシステムに流行り廃りがあるため、長い間通用するものがほぼなく、こまめにパラメータ調整が必要になるということ。
要はどれだけ優秀なストラテジーであっても『完全放置』とはいかない。相場は生き物と同じで、レンジ相場、トレンド相場、その中でもレンジの大きさやトレンドの勢いまであらゆる局面で異なる。機械的なトレードではそのすべての場面で利幅を取ることはまず不可能だ。
一方でコピートレードは相場を全て折込済みで、あらゆる場面に対応する優秀なトレーダーをそっくりそのままマネするわけだから、こちらから手を動かさずに、臨機応変に全局面で利益を得ることができるというわけだ。
②:自動売買は小学生でも作れる
自動売買EAは今や小学生でも作れる。
例えば、次のようなツールがある。
なので、巷に出回っている自動売買EAの中から優秀なものを見分けるのは非常にムズカシイ…。
詳細については下記記事を参考にどうぞ。
③:数万の維持費&自分でEAの調整が必要
自動売買でEAを用いる場合、常にMT4上でEAを稼働させる必要がある。その方法が次の2通り。
- 自分のPCを24時間稼働させておく
※PCが熱を持つため部屋の温度管理も必要となり、わりと現実的じゃない - VPS(バーチャルプライベートサーバ)をレンタルする
多くの場合は、温度管理や可用性を重んじてVPSを用いるのだが、値段がかかる場合が多く(XMやGEMFOREXなど一部業者は無料提供アリ)、有料の場合は月3000円程度が相場。1年間で約3万~4万円の維持費がかかることになる。
さらにEAのパラメータ等も自分でいじる必要があり、裁量トレードで計画的に勝ったことがない初心者にはかなりムズカシイかも…
一方、コピートレードはトレードに勝った場合のみ手数料がとられ、自分では全くトレードの内容について気にしなくてもいいため、初心者がとっつきやすいのが良い。
コピートレードのデメリット
- ①:トレード技術は一切身につかない
- ②:マネするトレードと実際のトレードでタイムラグが生じる
①:トレード技術は一切身につきません
上述の通り、コピートレードはマジもんの「完全放置」となり、さらにトレード手法については非公開のため、自分のトレード技術の向上は見込めない。
ともあれ、利用するかどうかは目的によるかと。
- 稼げればなんでもいい派:コピートレードもアリ
- 裁量トレードが上手くなりたい派:デモ口座で練習すべき
ぼくは自分がうまくなることに長期的な価値を感じているけど、これは完全に人次第かと。自分の胸に問いかけてみてほしい。
②:タイムラグが生じる【解決方法もアリ】

タイムラグについては、まずコピートレードの流れを知ってほしい。
マネされる側→親元、マネする側→子として表現している。
- ①:コピートレードの親元が注文する
- ②:注文が親元のサーバから、FX業者のサーバに伝達される
- ③:FX業者のサーバから子のサーバへ情報が伝達される
- ④:子のサーバから親元と同様の注文がFX業者のサーバに伝達される
つまり注文の流れは物理的に、親元サーバ→海外FX業者サーバ→子サーバ→海外FX業者サーバという流れになるわけだ。
だからサーバの距離が遠いほど、タイムラグが生じてしまう可能性がある。親元が111円で注文したのに、子が注文した時には112円になったりしたら超困るだろう(実際にこのようなことはまずないけど、極端な例)。
では、この問題をどう解決するか?それは意外とカンタン。
結論、FX業者が自社提供しているコピートレードを使えばOKだ。
これを理解するため前提知識として、コピートレードを使う方法はざっくり次の2つある。
- FX業者が自社提供しているコピートレード(HotForex、FBS等)
- 他者と連携する必要のあるコピートレード(MT4、myfxbook、Zulutrade等)
FX業者が自社提供しているコピートレードを用いることで、親元と子のサーバが同一環境となるため、サーバ間の距離が近くなり、タイムラグの危険性を小さくすることができる。
一方でMT4のコピートレードを用いると、タイムラグの危険性だけでなく、スプレッドや約定力にも差が出る為、タイムラグ以前にそもそも同じ運用成績にならないという可能性もあるため、推奨できない。
海外FXのコピートレードの始め方【4STEP】
- STEP①:HotForexのUSD口座開設
- STEP②:資金を入金
- STEP③:フォロワー口座開設
- STEP④:コピートレードを選んでスタート
※HotForexではマネされる側→ストラテジープロバイダー、マネする側→フォロワーとして表現されている
STEP①:HotForexのUSD口座開設
とりあえず、コピートレードを自社提供しており利用者の多いHotForexで始めてみる。
口座開設方法はコチラを参考にどうぞ↓
HotForexの日本語版 口座開設ガイド
STEP②:資金を入金

入金については、下記3つの手段が推奨
- bitwallet
- VISAカード
- JCBカード
特にbitwalletは海外FXほぼ全業者対応のオンラインウォレットなので、作っておくとクレカに頼る必要がなくなり、かなり便利。
クレカは入金額と同額までしか出金できないというデメリットがあり、利益分の出金には結局bitwalletが必要になるため、やっておくべき。
STEP③:フォロワー口座開設




STEP④:コピートレードを選んでスタート


一応、初心者向けに推奨設定を記載しておく。
- Choose Volume Allocation:100%(小さくするほど運用益が下がる)
- Choose Rescue Level:40%(資金が40%無くなったらトレードを強制的に停止)
- Copy minimum volume 0.01:Yes(0.01lot以下の取引の場合、0.01lotで注文する)
コピートレードを選ぶ際のPOINT3つ

- POINT①:最大ドローダウンが20%~30%以下
- POINT②:フォロワーが100人以上
- POINT③:取引期間が1年以上
POINT①:最大ドローダウンが20%~30%以下

最大ドローダウンは「資産に対する最大損失」のこと。
つまり、上記の64.42%の場合で約100万円を運用する場合、最大で64万4200円(-64,42%)損をするタイミングがあるという事。
上記のストラテジープロバイダーは損益は5221.04%と非常に大きいが、逆に損失リスクも非常に高いということを意味する。※さきほどの「Choose Rescue Levelを40%」に設定した場合は、40%の損失が出た時点で強制的に取引が終わる…これは要注意。
安全に資産運用を行うのであれば、20~30%を目安にしてほしい。
POINT②:フォロワーが100人以上

フォロワーは多ければ多いほど安心材料になる。
例えば、どれだけ優秀な成績を出していても、たった一人にしかフォローされていない人をフォローしようと思うだろうか?
確かに、フォロワーが多ければ絶対に信頼できるかと言われるとそうではない、しかし多くの人に使われているのは、信頼に足るトレーダーであり、少なくとも悪い噂はない、という安心材料になる。
よってフォロワーが100人以上のストラテジープロバイダーを使うのが良いだろう。
POINT③:取引期間が1年以上

個人トレーダーは90%が負けると巷では有名。これはフランスの経済紙「AMF」などでデータとして明らかにされている(スミマセン、2020年現在こちらのデータ記載の記事は削除されており、ソースは貼れなかったです。)
ともあれ、1年以上継続して勝ち続けるトレーダーは全体の10%程度という事実があるわけだ。
逆に言えば1年以下であれば偶然の勝利もあり得る為(特にストラテジープロバイダーは何回でも成績をリセットできるし)、1年以上取引をしている方をフォローするのが安全と言えるだろう。
だから、1年以上取引をしているストラテジープロバイダーを選ぶのが安心だ。
海外FXのコピートレードまとめ
最後に本記事の内容をサラッとまとめる
- コピートレードは「全自動」、自動売買は「半自動」
- コピートレードは自社提供しているFX業者を使うべし
- FX初心者はぜひ使ってみるといいかも
とゆーわけで、本記事は以上となる。
ぼく独自の理論だけれど、FXや株、裁量か否かに限らず、初心者が最初に大金をかけちゃダメ。
最初の取引で負けた場合、生活資金を失い、家を失い下手したら借金をする。逆に最初の取引で買っても、調子に乗って同じ要領で投資をし続け、いつかは資金を失う。
つまり、最初に大金を使った場合、成功する未来を引き寄せるのは超ムズカシイということ。
だから、コピートレードにしてもくれぐれも少額つまり『最低限の生活資金』は確保した上での余剰金で行ってほしい。
『千里の道も一歩から』という古代中国の書物『老子』の有名なことわざがある。
成功は千里先にあり、最初は小さな一歩にすぎない。ゼロからいきなりお金持ち、なんてのは幻想。稲を植えてもいないのにお米が欲しいと言っていることと同義だ。
目標到達の為にやるべきは、小さな一歩。これを心に刻んでいただければ幸いだ。