日本人だけど、将来移住を考えている。この場合って、移住先で稼いだお金に対して日本に納税するの?それとも移住先の国に納税するの?国籍とか変える必要あるなら、嫌だな・・・
本記事を読んで得られるもの
「日本人が海外に移住するとき」の税金について、迷うことが無くなります。学問的な難しい言葉ではなく、100%誰でも分かりやすいようかみ砕いて説明しているので、じっくりお読みください。
なお、今回「属地主義と属人主義」という敢えて聞きなじみのない言葉を使っていますが、税金の理解を超分かりやすくする観点です。
サルでも分かるようにまとめたので、力を抜いて読んでいただければと思います。
本記事の内容
- 属地主義と属人主義の違い
- 日本人が海外移住したら、納税先はどうなる?
- 【属地主義と属人主義】一覧表をお見せします
納税における属地主義と属人主義の違い
属地主義と属人主義の違い
- 属地主義:居住地域に対して納税する
- 属人主義:国籍に対して納税する
税金の観点から見ると、上記が属地主義と属人主義の違い。
「日本国籍の人がアメリカに移住した場合」だと、こんな感じです。
日本国籍の人がアメリカに移住した場合の比較
- 日本が属地主義の場合:アメリカ(居住地域)に納税
- 日本が属人主義の場合:日本(国籍)に納税
ちなみに、日本は「属地主義」なので、2020年現在は前者のイメージでOK。
日本人が海外移住したら、納税先はどうなる?
では、日本人が海外移住した場合、どこに納税すれば良いのでしょうか?
先ほどの例でお分かりかもしれませんが、日本は属地主義です。
なので、日本居住者でなくなった場合は、日本への納税義務はありません。
例えば、最近よくある下記のようなパターンでは、全て居住先に納税すればOKです。
日本⇒シンガポール移住
日本⇒台湾移住
日本⇒アメリカ移住
では次、具体的にどの国が属地主義、属人主義か。
最近移住が話題になっている国について、まとめておきました。
【属地主義と属人主義】一覧表をお見せします
属地主義の国
- 日本
- マレーシア
- 台湾
属人主義の国
- アメリカ合衆国
- フィリピン
有名どころだと、上記です。
上記以外への移住を考えているのであれば「国名+属地(人)主義」でググってみてください。
まとめ:日本から海外移住する場合は、居住先へ納税する
とゆーわけで、属地主義と属人主義からみる「移住における納税」をまとめました。
まとめとしては、日本から移住する場合は、移住先へ納税すればOKです。
※【追記】某お笑い芸人さんや某王子など有名人による”脱税”が話題ですが、それに対抗する形で国税庁の課税に対する姿勢が変わりつつあるようです。「外国居住になれば日本への納税は100%不必要」とも限らなくなっているようで、ベストは税理士さんへの相談だと思います。とはいえ、属地主義と属人主義の知識があれば、税金の大枠は理解いただけたのではないでしょうか。
では、今回は以上になります。
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