『ウォーレンバフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ』まとめ【投資初心者向け】

ウォーレンバフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ

バフェットの投資初体験は11歳

バフェットは11歳の時には早くも120ドルの貯金があった。それまでに6年間働き、節約して貯めたのだ。姉のドリスのお金と合わせて、シティ・サービスの優先株を六株取得した。バフェットが保有した三株で104.75ドルかかった。

六月までに株価は38.25ドルから27ドルに下落した。バフェットは自分を信じて、貯金を使って株を買うよう姉を説得したため、罪悪感を感じた。自分を信じてくれた人に対するこうした責任感は、1950年代と60年代には投資事業組合のパートナーを、それ以降はバークシャー・ハサウェイの株主を彼がいかに扱ってきたかを理解するうえで非常に重要だ。

幸運にも株価は40ドルまで回復し、その時点でバフェットは株を売却した。一株当たり1.75ドルの利益を確定させた。

株式投資にハマったのは大学生から

バフェットは大学の授業を優先することはなく、これまでのように金儲けに傾倒した。そのころには、ネブラスカ州の六つの州で新聞配達の少年を管理する仕事やゴルフボールを拾い、JCペニーの店員をしていた。

彼は19歳の時、貯金額がおよそ9800ドルに達し、株取引に無流になっていた。株取引で儲けられるよう、チャートパターンや数字パターン、端株取引等あらゆる手法を試した。つまりバフェットは投機をしていたのだ。

その後、『賢明なる投資家』の著者であるベンジャミン・グレアムとデヴィッド・ドッドのコースを履修し、彼が学んだのは、次のようなことだった

バフェットが大学時代に学んだこと

1.小さな利益にうっかり飛びつくな
シティ・サービスの優先株の株価はバフェットが40ドルで売却した後、202ドルまで急騰した。

2.株式の購入のために支払ったお金には執着するな
それは、サンクコストだ。株価が底からどこまで上がるかを予測することが大事なのだ。株式を買った後に株価が下がれば、あなた自身の企業の本質価値の計算をもとに、その下がった時点から株式が将来どうなるかを見極めなければならない。多くの場合、企業の本質価値は株価と歩調を合わせて増減することはない。

3.他人のお金を運用するとき、間違った投資をすれば不信感が芽生える
バフェットは悪感情を非常に嫌うため、成功の確信がない限りは他人のお金の運用を引き受けないと誓った。

その結果、バフェットは21歳の年末には、資産をおよそ2万ドルまで増やした。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です