AXIE INFINITYはオワコンでした【ビルダーズプログラムが期待外れすぎた】

AXIE INFINITYはオワコンでした【ビルダーズプログラムが思ったよりヤバすぎた】

AXIEに期待してる人
・元アクシズ教徒だけど、いい加減AXIEなんとかせい!

・AXIE損切りできない民だけど、朗報ないか?

・AXIEの最新情報は追う気にもならんからまとめてくれ。

こんな方向けに記事を書きました。

警戒している人のために最初に書いておきますが、僕はいまだにAXIE40匹を保有するアクシズ教徒です。しっかりAXIEに金を搾り取られました。

AXIEの残骸

AXIE経済圏は全て下向きの絶望状態ですが、そんななか唯一の希望の星「ビルダーズプログラム」に進展があったようなので、まとめておきます。

ソース記事はこれです。英語ですが、DeepLでもGoogle翻訳でも一読しときましょう。

 

Builders Program(ビルダーズプログラム)とは?

そもそもビルダーズプログラムってなんだっけ、という方のために復習がてら概要をさらっておきます。

ビルダーズプログラムの目的は独自チェーンRoninの経済圏を確立することです(アクティブユーザーを集めてコミュニティを発展させる)。現在Roninチェーン上には「AXIE INFINITY」という一つのゲームタイトルしかありませんが、「他にもいろんなゲームを作っちゃおう!開発できる人集まれー!!」というのがビルダーズプログラムのざっくりとした概要です。

 

全てのゲームがAXIE NFT保有を前提に開発される

これはAXIE INFINITY既存ユーザーを取り残す提案ではなく、むしろ没落気味のAXIE INFINITYを復活させるアイデアです。というのも、全てのゲームはAXIE NFTの保有をプレイ(P2E)の前提としているので、ビルダーズプログラムが展開されるにつれAXIE NFTに幅広いユーティリティ及び需要が喚起されると予想できるからです。

僕の今持ってる40匹のゴミAXIEが、別のゲームで大活躍する可能性があるワケですね!

 

全てのゲームのP2E報酬はSLP・AXS

一つ注意しておくべきポイントは、ビルダーズプログラムへの参加条件の一つが「P2Eにおいて、ユーザー報酬支払はAXSまたはSLPにて実装されなければならない」であることです。

ビルダーズプログラムの当初のリリースでは「新規トークン/NFT発行ができる」的な記載がありましたが、その記載は2日後に削除され難しい条件が追記されました

ビルダーズプログラム参加条件参考:Axie Infinity Builders Program!(2022年4月22日更新)

仮にビルダーズプログラムからヒットするゲームが出たとしても、「AXIE INIFINITY」には一定数ユーザーがいるので、SLPは毎日Mintされ続け、毎日の売られ続けます。これは大変な問題で「AXIE INFINITY」というお荷物ゲームから発生するマイナスを、ビルダーズのプラスで打ち消すことに加え、それ以上にヒットさせる必要があります。つまりSLPの復活は超難しいです。

ただ、大量の引退ユーザーがおり、彼らはそのまま見込み顧客となるので、彼らを引き戻すほどの大ヒットゲームを開発できればワンチャンあると個人的に期待しています。

 

射幸心をあおるギャンブルゲームはNG

AXIEそのものがポンジスキーマー(?)でグレーな部分はあるものの、ビルダーズプログラムではギャンブル要素は禁止されています。なにが「ギャンブル」の定義なのかは謎ですが、集金して50%を少数配分するだけの宝くじ的なモノ、射幸心を煽って投資させるパチンコ的なモノ、それでいて胴元が100%利益を残せるスキームは拒否されるんじゃないでしょうか。

公式文書は下のようになってます。

ギャンブル禁止要綱

国によってはギャンブルは犯罪です。やっぱ破産者出ますからね。日本でも裏カジノ・オンカジは吹き飛ぶ金額がえげつないらしいです。記憶に新しいのは4630万円男ですかね…

「集金マシン」としては大正義ですが、社会悪の一面もあるため、このルールはまぁ妥当かもしれないですね。納得はしてないけど。

 

ポンジシステムからの脱却求ム!

SLP・AXSのデュアルトークンシステム継続、既存のNFT流用、ギャンブルゲームNG、の3つのポイントから察するに、旧態ポンジモデルからの脱却が急がれます。このままだと浮上不可能どころか維持不可能、事実AXSもSLPも下落一辺倒です。

運営のSky Mavisはこれを自覚しているようで広告モデルなど外部経済圏からの資金獲得を長いコトほのめかしています(ずっとやらないけど)。それをやらない分、開発を超がんばってるのかというと、満を持して登場したOriginがアレじゃSky Mavisの開発力には期待できません。嘘みたいなバグだけじゃなく、思慮不足なUI/UXが多すぎてOriginはホントがっかりするレベルでした…

なので、開発はビルダーズ、エコシステムはSky Mavisと適材適所になるイイきっかけが、このビルダーズプログラムだと個人的に解釈してます。後者が適材なのかは知らんけど…。少なくともOriginやLANDに期待してる人は、コミュニティ見ても少数派です。

ビルダーズプログラムは「AXIEよ!復活してくれ!」と願うユーザーにとって、現状最大の希望でしょう。

 

ビルダーズプログラムまとめ表

こちらのリリースでビルダーズプログラムの概要・条件が体裁よくまとまった表があります。

ビルダーズプログラムまとめ表

下記に日本語訳しときました。この記事内で触れたポイントを赤字にしてます。もし「これちょっと違うんじゃね」という部分があったら訂正コメお願いしますm(__)m

ビルダーズプログラム用語集1 ビルダーズプログラム用語集2

以上、ビルダーズプログラムについて、これくらいで思い出したでしょうか?

で、つい最近ビルダーズプログラムの審査を12のプロジェクトが合格したらしいです。調べていくと余りにも衝撃的過ぎたので、各プロジェクトについて、個人的感想も織り交ぜてここから書いてきます。

 

Builders Programの審査を通過した12のゲーム!

2022年5月31日のリリースにて、ビルダーズプログラムの審査を12のゲームが通過したことが発表されました!…というわけでここからは、いろんな意味で楽しみなトコロです。

各ゲームを紹介していきます。

 

1.Inter the Dungeon(インター・ザ・ダンジョン)

Inter the Dungeon

Inter the Dungeonはダンジョンスクロールゲームです。上画像だと2000年代のフラッシュゲームクオリティを思い起こさせますが、ここで深掘りとディスはやめておきます。というかBCGなんて、ほとんどこんなもんです。

ちなみに、このプロジェクトの運営が開発したミニゲームがあるようです。これは2000年を通り越して90年代クオリティです。最高ですね。

正直、ワードプレスのちゃちいテーマで作られたWebページとゲームUIをさらっと見て、「こんなクソにOK出すビルダーズプログラムwww」とバカにしてましたが、根性でホワイトペーパーを読み込んだ結果、興味深い存在意義があるプロジェクトだと分かりました。ちなみにホワぺの英語クソ読みづらいです。

端的に言ってしまうと、これはゲームではなく「複数ゲーム間でゲーム内NFTを転送する機能」を持つツールです。それは一連のゲームプレイによって実現されます。

 

ゲームの流れ

  • ①:SLPをBurnしてダンジョン(部屋)に挑戦する
  • ②:「戦闘orトラップor宝物庫」いずれか一つの部屋に入る
  • ③:クリアすると「探索を辞めるor探索を続ける」を選べる
     辞める場合:部屋で手に入れたアイテムを持ち帰る
     続ける場合:難易度がUP、レアアイテムGETの確率が上がる

これがゲームの流れです。ゲームプレイには必ずSLPのBurnを必要とします。

戦闘でキメラを倒すと「FTカード or SLP・AXS or NFTコスメ」をGETでき、宝物庫でも同様の報酬が期待できます。トラップ部屋はマイナス効果しかないようです。これをループして報酬を積み重ねていきますが、負けたら全てドロップしてしまいます。辞めどころが重要なゲームです。

これだけだと単調であまり面白みを感じないゲームですw。一つのゲームタイトルというより、ミニゲームっぽいですね。

 

NFTインポート・エクスポート

このプロジェクトの主眼は「異なるゲーム間でNFTアセットを交換する」ということです。そのために「NFTインポート」「NFTエクスポート」という機能を備えています。

ホワぺから仕様を引用しておきます。

▼Importing Game Assets

The majority of *NFT assets being imported would be purely cosmetic as their utility would have to be coded for and balanced. Our collaborations with other Axie builder projects could allow for utility in a themed dungeon that has some essence of the other’s project. This collaboration could serve as both a marketing tool and a source of residual SLP income for both parties and the community (in the form of burning SLP).

Example collaborationIf the other’s project involved Axie car racing, their assets would likely be driving-related. Instead of chimera, we could replace them with opposing cars. Instead of dungeon traps, we could have road hazards. Instead of treasure rooms, we could have fill-up stations. While some of the situations may get silly or wacky, it would serve to create additional narratives for both projects.

▼Exporting Game Assets

This is a crucial part of our project as we develop API endpoints that can convert art assets from one game engine to another. As with importing assets to Inter the Dungeon, this could serve as both a marketing tool and a source of residual SLP income for collaborating parties and the community (in the form of burning SLP).

*No NFTs will be minted without the express permission of the Sky Mavis team as outlined in their Builder’s Program guidelines.

++++++++++日本語++++++++++

▼ゲームアセットのインポートについて

NFTのアセットを輸入する場合、その実用性はコード化され、バランス調整される必要があるため、大半は純粋な化粧品になります。他のAxieビルダープロジェクトとのコラボレーションにより、他のプロジェクトのエッセンスを取り入れたテーマダンジョンで実用性を高めることができるかもしれません。 このコラボレーションは、マーケティング・ツールとして、また両者やコミュニティにとって(バーニングSLPという形で)残留SLPの収入源として機能する可能性があります。

コラボレーションの例。相手のプロジェクトがアクシーカーレースに関係している場合、彼らの資産はおそらく運転に関連したものになるでしょう。キメラの代わりに、対戦車と置き換えることができるだろう。ダンジョンのトラップの代わりに、道路上のハザードを設置する。宝物庫の代わりに、給油所があってもいい。シチュエーションによっては、バカバカしくなったり、奇抜になったりするかもしれませんが、両プロジェクトに新たな物語を生み出すことになるでしょう。

▼ゲームアセットのエクスポートについて

このプロジェクトでは、アートアセットをあるゲームエンジンから別のゲームエンジンに変換するためのAPIエンドポイントを開発するため、これは非常に重要な部分です。Inter the Dungeonへのアセットインポートと同様に、これはマーケティングツールとして、また協力者やコミュニティのための残留SLP収入源(バーニングSLPという形で)として機能する可能性があります。

*NFTはSky Mavisチームのビルダープログラムガイドラインに記載された明示的な許可なしに鋳造されることはないでしょう

正直なところ、技術者でない僕からすると「Roninチェーン上で発行したNFTなら、チェーン上のゲームでは最初から互換性あるんじゃないの?」と思ってしまいました。

なので、ぶっちゃけこのプロジェクトの「ビジョン」が何かは分かったのですが、根本的な存在意義が良く分かっていませんw。ここらへん分かる凄い人いたら教えてくださいm(__)m

ともあれ「ゲーム間でNFTを共有し、それぞれ異なるユーティリティを持つ」というのはBCGで最初からよく言われてたことだし、案外実現していないので嬉しいことなんでしょう

まとめると、Inter the Dungeonは素晴らしいゲームではないですが、Ronin経済圏で「NFT共有」を行うツールになるのではないでしょうか。

 

2.Defenders of Lunacian Land (DOLL)

Defenders of Lunacian Land (DOLL)

DOLLはサバイバルアクションゲームです。余計な説明より、下のデモプレイ動画をご覧ください。

どこかで見たことがあるようなゲームの丸パクリであることはさておき、2つ目にしてビルダーズプログラムの先行きを怪しく感じてしまいました。クオリティは相変わらずフラッシュゲームレベルです。(フラッシュゲームをバカにしているわけでなく、開発力に疑問)

ゲーム性は動画の通り、迫りくる敵を倒して逃げ続けるだけ。AXIEのスキル・装備、そのアップグレードにSLPをBurnするらしいですが、ゲーム内でSLP・AXSを稼げるかどうかについてホワぺには一切記載がありません。

情報を全然公開してませんが、小出しにしてる情報クオリティがいちいちヤバいので、不安感しかないです。

 

3.Axie To The Moon

Axie To The Moon

Axie To The Moonはシューティングアクションゲームです。どうやらモバイル限定っぽいです。

なんと、情報は以上!ひどいw。Webサイトもないし、Twitterもないし、ホワぺもありません!!ゲーム画面も上記のみ!!!う~~~んww

一応開発者(?)のディスコとメアドだけあってたので、載せておきます。。。

Discord:Superfine#0377
メール:jinyongp.gene@gmail.com

 

4.Hungry Axie

Hungry Axie

Hungry AxieはPVPで「相手プレイヤーのAxieを食べて最後に残った3匹が勝者となってSLPを獲得するゲーム」のようです。調べた結論から言うと、存在意義が全く分からないゲームでした。

 

ゲームの流れ

  • ①:プレイヤーは10SLPをデポジットしてゲームに参加
  • ②:12人のプレイヤーが集まったらゲーム開始(120SLPが集まる)
  • ③:60SLPが賞金、6SLPがランキング報酬、54SLPが開発費に分配される

1位になったプレイヤーは15SLP、2位は10SLP、3位は5SLP、残りの30SLPはゲーム成績次第で分配されるようです。これ冷静に考えてみたらヤバくないですか?

5円払ってゲームに参加して12人中1位になれば7.5円貰えるって、、、、誰がこんなゲームしたいんでしょうか?

そもそも1位以外赤字のリスキーゲームにしてるのに、報酬額とのバランスがとれてなさすぎます。加えてSLPのBurnはなくて、ベット金額の半数が全部運営の開発費(という名の利益)になるっていう構造もおかしいです。

皆からお金もらって、そのうち50%を一部ユーザーに分配して、50%を運営が貰う、それってもう宝くじで良くないですかw?こんなちんけなゲームで集金するくらいならSky Mavisの利権使って大々的にSLP宝くじした方がガチでマシな気がします。

ゲームにすることで、逆に損してないですかコレ!?

Webサイト:http://hungryaxie.com/

 

5.Axieology

Axieology

90年代を通り越して、80年代のゲームが来ましたw

Axieologyは、、、、、謎のゲームです。マジで謎です。プレイ動画だけ載せておきます。

Twitterを見るとシューティングっぽいんですが、ビルダーズプログラムの紹介文だと「アクシズと一緒に絆を深め、甘いものを食べ、植物を育てて過ごすゲーム。そして、準備ができたら、一緒に塔を建てて、侵略してきたキメラの軍隊と戦おう!」らしいです。

これ以上深くはツッコみません。

 

6.Lunacia Cup

Lunacia Cup

これは完全に「マリオカー●」です。

動画はコチラ。クオリティという面では、これまでの中では最高です。ぶっちゃけちょっとやってみたいです。だってマリオカー●ですからね。

公式のホワイトペーパーにも「マリオカー●などのレースゲームをプレイして育ったプレイヤーのコミュニティを構築すること」をミッションとして掲げてます。

参加費はSLP、賞金もSLPのようですが、詳細の仕様・金額はいまだ不明です。

 

7.Run Axie Run!

Run Axie Run!

Run Axie Run!は2D横スクロール、また3Dアクションの2モードが備わっているゲームです。

なんと、これも情報はこれだけ!Twitterはありますが、ゲームとは全く関係ないツイートばっかり!というかこれRetweetするだけのbotじゃないのかw?

Webサイト?ありません。ホワイトペーパー?ありません。

現場からは以上です。

 

8.AxiePop

AxiePop

これは「パズド●」です。動画は下記。

無料プレイ可能で、AXIE NFTを保有しているとP2Eができるようです。

エンジニア不足で求人してる、とビルダーズプログラム内の紹介で書いてありますが、ほかに書くべきことあるでしょw。あ、当然ながらWebサイトはありません、だって求人中ですから。ちなみに求職者は下記のGmailアドレスに連絡してほしいだそうです。

ホントにこれ以上の情報有りません。以上です。

 

9.Axie Infinity War

Axie Infinity Warは、2.5Dプラットフォームのバトルロワイヤルゲームです。ゲームの動画はあるんですが、例に倣って不安しかないですw

これ本家AXIEのゲーム画面からスクショ取って切り抜いて適当な背景に配置しただけじゃないですか??願わくば違ってほしいと思い、調査しましたが、こちらもWebサイトなし、ホワぺなしの隙のない2段構えでした。

なお、こちらも開発者応募中だそうです。

 

10.Axie Brawl

Axie Brawlは2チーム対戦型のアリーナバトルゲームです。ゲームのデモプレイ動画が下記です。

往年のニンテンドー64のゲームを劣化させたようなグラフィックが、個人的趣向をそそります。言うまでもないと思いますが、Webサイトもホワぺもありません。情報もこれ以上ありません。

あ、履歴書は下記まで送ってください。

 

11.Mech Infinity

Mech Infinity

Mech Infinityはバトルロワイヤルゲームです。

上のグラフィックを見てください。今までの旧式ゲームとは様子が違います。クオリティが高いです。

よくよく調べてみたら、プロジェクトの作りこみは他12個のゲームとは比較にならない圧倒的なレベルでした。個人的に「やりたい…!」と思ったので、少し深掘りしてまとめておきます。そもそもこのくらいのレベルのゲームが12個あるんだと思ってたんですけどねw

 

チーム

ここまで紹介してきたビルダーズプログラムでは、運営チームが実績不明の個人・団体だったり、チームメンバーを一人さえ開示していないプロジェクトばっかりでしたね。

一方Mech InfinityのチームはConWiroというキューバのビデオゲーム開発会社です。会社を冠してますが、たった7人の少数精鋭クリエイティブチームとして活動しています。

上記のような自社開発ゲームだったり、また他ゲームスタジオの開発支援などのクライアントワークが活動の柱のようです。また、ちょっと面白いストーリーを持ってる会社でもあります。

調べて驚いたことに、キューバのいちゲーム会社が世界的に成り上がることは超ムズイのです。というのもキューバ企業は米国から商業封鎖されておりGoogleやAppleなどの国際的プラットフォームでビデオゲームを販売することを禁じられているからです。顧客の多い場所にいけないのは大きすぎるディスアドバンテージですね。

そんな逆境の中で、彼らは小さなキューバ市場に乗り込み「La Pira」で約4万ダウンロードの成功をおさめました。やっとのことで小さな成功を得た7人が今まさにAXIE INFINITYのビルダーズプログラムで世界市場に挑戦しようとしているわけです。

満を持してのチャレンジ、ちょっと応援したくなりました。

このような物語を持つConWiroチームが、このMech Infinityの開発陣営です。

そして、その実績に裏打ちされたようにホワイトペーパーは非常に作りこまれていました。全部紹介することはできないほど作りこまれているので「ロードマップ」「ゲーム内NFT」「トケノミクス(どのように通貨を獲得・消費するか)」の3つのみ紹介します。

 

ロードマップ

一番クオリティが高そうなMech Infinityですが「いつからこのゲームできるの?」という点が個人的に気になったので最初に紹介します。

ホワぺのロードマップは下記の通りです。

2022年第1四半期:開発開始
2022年第1四半期:ウェブサイトおよびホワイトペーパーの公開
2022年第3四半期:プロトタイプ発売 →ここからゲームできる
2022年第4四半期:MVP発売
2022年第4四半期:アルファ発売
2023年第1四半期ベータ版ローンチ
2023年第2四半期フルローンチ/マーケットプレイス開設/NFTビッグミステリーボックス

参考:https://conwiro.gitbook.io/mech_infinity/introduction/roadmap

僕たちがゲームをプレイできるのは「2022年第3四半期(7,8,9月)」になるみたいです。

 

ゲーム内NFT

  • ①:AXIE(既存のゲームNFT)
  • ②:AXIE ピース(Mech Infinityの独自NFT)
  • ③:土地
  • ④:建物

 

AXIEとAXIEピース

ゲーム内で利用できるNFTは既存のAXIE NFTに加えて、オリジナルの「AXIEピース」というメカの各部分を構成するNFTです。下画像の通り、今までのAXIEとAXIEピースを組み合わせて「AXIE MECH(アクシーメカ)」を組み立ててバトルができます!

AXIEとAXIEピース

 

AXIEピースは下記5種類に大別される。
・肩
・右手
・左手
・胸
・尻尾

AXIEピースは下記4つのレア度に大別される。
・コモン
・レア
・スペシャル
・エピック

AXIEピースの入手方法はミステリーボックス販売か、マーケットプレイスでの市場取引です。また同じ種類のピースはSLPを消費することで合成し、パワーアップすることができるようです。

合成によりAXIEピースの供給減があるものの、運営側がミステリーボックス不定期販売を行い、需給管理を行うようです。※ミステリーボックスはビッグ・スモールの2種類が用意されていますが、ココの仕様は気になる方だけこちらをどうぞ。

このように、Mech Infinityをプレイするためには、既存AXIEに加えて、新しく5つのNFTパーツを組み合わせて戦略を練る必要があります!

 

土地と建物

ゲームの全ての操作は「土地」NFTに建てられた「建物」NFTの中で行われます。

  • AXIE MECHのカスタマイズ:建物「ガレージ」で行う
  • アリーナPVPバトル:建物「バトルアリーナ」で行う
  • トレーニングバトル:建物「トレーニングアリーナ」で行う

「土地」保有者は、土地を利用することもできますが、転売や「建物」保有者への賃貸を行うことで収益を得ることもできます。現実世界の土地と同じような利用価値ですね。

「建物」保有者はゲームプレイヤー達から収益を得ることができます。例えば、「バトルアリーナ」NFT保有者は、PVPバトルで参加費用に支払われたSLPデポジットの8%が収益になります。

好印象だったのは、デポジット金額やリワード金額をドルベースでもSLPベースでもホワぺに書いてなかったこと。細かいとこですが、相当考えてることが伝わってくる書き方でした。オラクルベースになるかどうかは一つのポイントなので、今後注視していきましょう。

さらっとですが、ここまでがゲーム内NFTについての解説です。

 

トケノミクス

新しいNFTはあるものの、SLP・AXSのディアルトークンシステムは据え置きです。ここはビルダーズプログラムのルール通りですね。

トークン獲得の方法
・アリーナで勝利する
・トーナメントで勝利する
・土地・建物NFTを保有し利用してもらう
・NFTトレード(?)

主に上記4つの方法でSLPおよびAXSを獲得することができるようです。マケプレで利用できる通貨や、プレイでSLP・AXSどちらが手に入るかどうかなど詳細は記載がなかったです。ただ、現在のAXIEと同じようにランキング上位者などAXS配布はごく少数に行われるのは変わらないようです。

また新しいシステムとして、ゲーム内でのみ使える通貨「Badge」が導入されるとのこと。Badgeはゲームプレイでしか手に入らないため、「プレイしてくれるユーザーに報いる」ための仕組みだそう。

加えて、ついに広告モデルを導入するようです。広告を見ると、ミステリーボックスの開封を早めたり、Badgeの獲得量を増やすなどの効果があるらしい。ユーザーさえ集まれば広告モデルは小さくない利益になるので、これは期待ですね!

トークン消費の方法
・AXIEピースの合成(SLP)
・PVPバトルへの参加(SLP)

SLPは主に上記2つの方法で調整されます。これだけ書くと分かりづらいですが、超ファインプレイです。というのも、プレイするほど無限MintされるAXIE INFINITYとは180度異なるからです。PVPではSLPのMintは一切行わず、それどころか一定割合のSLPがバーンされます。デポジット制だからです。

つまり、たくさんプレイされるほど、ユーザーが多く集まるほど、SLPの総供給量が減る仕組みです。

まぁOriginの方で無限Mintされるんだけどwこうみるとホントにお荷物です。。。

とりあえず、書きたいことは以上です。ホワペ全体の20%くらいしか説明できてないので、もっと知りたい方は、下記より公式ドキュメントを参照してくださいm(__)m

かなり褒めたんですが、最低限このレベルのプロジェクトが12個あるんだと思ってたんだよなぁ…

 

12.Across Lunacia

Across Lunaciaは2D横スクロールアクションゲームです。2Dといえど、今までのゴ●ゲームとは違いグラフィックは作りこまれています。(背景が静止画じゃなくてアニメーションってだけで作りこまれているという感覚になるほど、これまでが酷すぎたのかもしれない)

動画は下記。

12個の内このプロジェクトだけは公式がサブスタックに投稿をしています。

例に倣ってWebサイトもホワイトペーパーもありません!万歳!

ジョン
以上!ビルダーズプログラムの「厳正な審査」に合格した12のプロジェクトの紹介でした!

 

ビルダーズプログラム合格とは何だったのか

ビルダーズプログラムの”厳正な審査”に合格した12のプロジェクトを解説しました。いかがでしたでしょうか?

正直なところ、11番目の「Mech Infinity」レベルが、クオリティ面で最低限くらいかなと予想していたんですが、予想をはるかに上回る低品質さ、また情報の少なさに驚いてしまいました。というかホルダーとしては不安しかないw

記事前半で「開発はビルダーズ、エコシステムはSky Mavisと適材適所になるイイきっかけ」と書きましたが、どちらも不適格人材かもしれません。トップがポンコツだと、せっかく優秀な人が来てもクビを切られたりして組織力が弱ります。現状そんな感じです。僕的には、BCGはお金が稼げればなんでもイイので、当分AXIEで遊ぶことはないです。稼げないですしw。遠くからAXIEの行く末を見守っていこうと思います。信者はたくさんいるので頑張ってくれるでしょう。ただ、現状の評価は覆せません。オワコンです。

最後に、唯一「Mech Infinity」だけは楽しみに待っています。これだけは確実にプレイします。

今後の発展を祈りつつ、また進展があったらAXIEについて書こうと思います。長文駄文お付き合いいただいて本当にありがとうございます。ではまた。

 

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