【5分でわかる】イーサリアムのDappsとは?億単位の事例で将来性を見る

 

イーサリアムのDappsに興味がある人

・イーサリアムのDappsってなに?

・具体的にDappsにはどんなモノがあるの?

・Dappsの問題点や、将来性をぶっちゃけてほしい!

本記事はこのような方向けにイーサリアムで実現される「Dapps」の概要・具体的事例・問題点と将来性について解説していきます!

ジョン
✔︎著者のプロフィール
・投資歴7年の26歳
・投資はFX、仮想通貨がメイン
・投資収支は月50〜100万円ほどの利益(公開してます)
・本ブログを毎日更新中のブロガーでもある(310日目)

個人的にイーサリアムには直近500万円投下しており、そのエゲツない将来性を感じたポイントを含め、自分の思考整理のためにもちょっと本気でまとめました^^。

 

イーサリアムのDappsとは?

イーサリアムのDappsとは?

イーサリアムのDappsとは「Decentralized application」の略でして、直訳は「非中央集権型アプリケーション」ですが、巷ではよく「分散型アプリケーション」と呼ばれてたりします。

「なにが”分散”なんや?」と、この手の質問は誰しもが抱えるのですが、その答えはすごい簡単で、「記録」を分散するというものです。

 

「分散型」とはなんぞや?

え〜っと歴史を遡りますと、従来の中央集権型アプリケーションは「中央のサーバーが全ての記録(データ)を管理する」という仕組みでした。僕たちユーザーがアプリケーションを実行するとき、中央のサーバーに「このデータをくれ!」と要求をして、サーバーから「ホレ!」とデータが返ってくる、という仕組みです。

つい最近まで、、、とゆーより2021年現在でも、この仕組みが一般的なわけで、インターネットに詳しい人は「クライアントサーバーシステム」と親しみを込めて呼んでるわけなのです。

一方でDapps(非中央集権型アプリケーション)は、この常識をひっくり返す仕組みで「世界中の端末が ”分散” して記録(データ)を持っている」という概念です。

 

分散型はとにかく「安全」なのです

分散型のメリットは、とにかく「安全」ということです。

身近な例に置き換えてみると、例えば皆さんの貯金でイメージして欲しいのですが、今の預金残高のデータは「一つの銀行」が持ってますよね。これだと、その銀行が倒産したり、銀行によって預金残高のデータが改ざんされたら、僕たちは泣き寝入りするしかありません。これが従来のクライアントサーバーシステムという仕組みですね。

一方Dappは「みなさんの預金残高」を世界1億人が知っている状態です。なので、銀行が預金残高を改ざんしても、1億人から「なんか銀行のデータおかしくね?」とわかるようになります。また仮に銀行が倒産しても、その他1億人がデータを持っているので、お金は安全に保管されているし、取引を継続することができます

つまり、セキュリティやサービス継続性(細かいとこだと「手数料」なんかも)において、Dappsは大きなメリットがあります。

そして、こうした仕組みを可能にしたのが流行りの「ブロックチェーン」なのです^^。

もう少し掘下げると、イーサリアムはブロックチェーン上でソフトウェアを稼働させる仕組み「スマートコントラクト」が有名ですが、Dappsはコレを応用したモノです。

ともあれ、「頭がぐちゃぐちゃだよ〜」という方は「世界のあちこちにデータを分散させた安全性の高いアプリがDappsなんだな!」くらいに覚えておけばOKです!

 

イーサリアムのDappsの具体的事例

イーサリアムのDappsの具体的事例
  • ゲーム
  • 分散型取引所
  • 身分証明書

本記事では、上記3つの事例を取り上げます!

 

ゲーム

割と有名なのが、Dappsを活用したゲームですね。

ゲームの活用事例がオモシロくて、イーサリアムのERC-721という規格を用いると「キャラクターに独自性」を持たせることができます。

例えばポケモンだと、僕のピカチュウと、みなさんのピカチュウは全く同じですが、ERC-721を用いると「僕のピカチュウ」と「あなたのピカチュウ」が明確に区別され、違った価値を持つようになります。

実際に「Dapps版のポケモン」と呼ばれるCryptoKittiesという猫を育てるゲームアプリでは、一匹の猫が「1000万円以上」の値段でやりとりされています

こうした独自性を持つトークンはNFTと呼ばれるのですが、ここについて詳しく知りたい方は「NFTとはなんぞや?」の記事を読んでみてください。全然簡単ですよ^^。

他にもゲームはたくさんあります。

全て無料ゲームなので、お試しあれ

これら1週間ほどで1万円ほど荒稼ぎしたユーザーも珍しくないらしいので、遊び&お金稼ぎで一石二鳥ですね^^。

 

分散型取引所

先ほど銀行の話をしたのですが、同じように「中央で全てのお金を管理する役割を排除した取引所」のことを分散型取引所(DEX)と呼びます。

DEXを用いると、中央の取引所がハッキングされて資金を失うリスクがなくなり、さらに中央に支払う手数料がなくなるので、ユーザーは低リスクかつ最小の手数料で仮想通貨を購入でき、ここ数ヶ月で市場規模が何十倍にもなっている注目分野です。(一方で資金は全て自己管理等リスクもありますが)

上記情報のソース記事はこれら。

分散型取引所の取引高、1月に過去最高の550億ドル突破 ユニスワップ が牽引
分散型取引所Uniswap、1日あたりの取引高が10億ドルに接近

具体的には、これらの分散型取引所(DEX)が有名どころです。

  • Uniswap
  • Sushiswap
  • Emiswap

ここについても「サルでもわかるDEXの概要・将来性」の記事に詳細を掘り下げてますので参考にどうぞ。

なんでもアメリカ市民の5%は銀行口座を持ってないらしく、手軽なDEXが伸びまくってるみたいなので、気軽に始めるのも全然ありですね。

まずは安全に1000円くらいから、お試しあれ!

 

身分証明書

Dappsの特性として、改ざんが難しいけど全員が閲覧できる、と上述しました。この特性を利用した身分証明書(デジタルID)を作り、あらゆる場面で安全かつ迅速に身分確認ができるインフラを整えようとしています。

従来だと、Googleアカウントに住所や名前、電話番号の情報を提供していました。FacebookもTwitterも同様ですね。全ての個人情報が一企業によって管理されてました。

こうした一元化の状況を覆しつつあるのが身分証明書をデジタルIDとしてDappsで実装するサービスです。

代表例はuPortです。

実際にuPortはスイスのZug市で公式の身分証明書類として認可されているみたいです。

 

イーサリアムのDappsの問題点と将来性

イーサリアムのDappsの問題点と将来性
  • 秘密鍵をなくしたら、全終了
  • Dappsゲームはエンタメ不足
  • 資金管理は自己責任

主に、上記3つです。

 

秘密鍵をなくしたら、全終了

仮想通貨の管理はウォレットで行います。そのウォレットのいわば「鍵」となるのが秘密鍵です。なので秘密鍵をなくしたら、何百、何億、何兆円だろうと、お金を引き出すことができなくなります。

万が一全財産を預けてたら、人生が全終了です。

「秘密鍵問題」は仮想通貨投資をやる上で、100%避けては通れない至上命題です

対策として、最近では秘密鍵を友人に管理してもらうサービスとか、クラウド上にバックアップを取るサービスとか、いろいろ出てますね。。。

紛失すると仮想通貨を失う「秘密鍵」──なくした時の合鍵を「友人」にする新手法

米コインベース、ウォレット秘密鍵のバックアップ機能追加。クラウドでの保存に懸念指摘も

 

Dappsゲームはエンタメ不足

Dappsゲームをいくつか紹介しましたが、ロールプレイングやアクションのゲーム性は、ぶっちゃけかなり不足しています。実際、人気なのはCryptoKittiesのようなコレクションゲームが多いですね。

例えばヒーロー育成ゲームMyCryptoHerosのレビューがこちら。

お試しプレイ動画にあげさせていただきました。 ゲームを楽しみながら、ゲームで使用できるマネーを稼ぐことができるというのはモチベーションとなり良いと思います。 ただ、肝心のゲームが単調と言いますか、作業になりがちです。 何かメインのゲームの傍ら、ちょこちょこプレイする感じです。 それと、チュートリアルを読み物で用意してくれていますが、ゲーム内でのガイドで教えてくれる方が親切だと思います。 全体的に機械的な作りですぐに飽きが来てしまいそうです。

 

ゲーム始めてもチュートリアルの一つもなく放り出される。基本はクエストに入る→ドロップアイテムで強化するだけを繰り返す単調作業。資産となるヒーローを入手するにも、・ヒーローと交換できるTOKUは1ヶ月区切りで消える・招待コードで貰えるレプリカヒーローは1週間しか使えない・快適に遊ぶには最初に数千円程度の課金が必須など、ハードルが高い。お金稼ぎ目的でプレイするにも、ある程度まとまった資産を先行投資しなければ無駄に終わるかと。それでももしプレイを始めるなら、TOKUの有効期限を考えて月始めがいい。

後これはゲーム内容とは関係ないが、ほとんどのレビューはろくに評価もせず、自分の招待コードを入力してもらう目的が丸わかりでウンザリする。

アフィリエイト目的のレビューはぶっちゃけ萎えますよね…

これらが改善できない理由はスケーラビリティですね。仮想通貨においてスケーラビリティ問題は絶えず議論され続けており、ビットコインがBTCとBTCHに分かれたりキッカケだったりと、未だに解決の見えない大きな問題だったりします。

現在の主要な解決策は、ブロックサイズの拡張や、segwitを用いたトランザクションデータの圧縮など。

けどどうしても、ゲーム自体の機能を拡張させすぎるとトランザクションが処理しきれない問題が起きてしまうのが現状です。なのでゲーム性を削らざるを得ないみたいです。

なので、今んとここDappsゲームにエンタメ性を求めるのは難しそうです。

 

資金管理は自己責任

こちらは主に分散型取引所(DEX)についてですね。

DEXを利用すれば高セキュリティ・低手数料・高速送金といったメリットが享受できる代わり、責任を持って自己資金を管理する必要があります。今までは銀行強盗に気をつけなければいけなかったのですが、今度は空き巣に気をつける!といった感じです笑

なので「ウォレットとかよく分からんし、誰かに任せたい!」という他人任せでよく調べもしないバカは痛い目を見る可能性があります。。。

しかし中央集権型取引所(CEX)を利用したい方、DEXを利用したい方、それぞれ個人で選べる環境なので、「何を優先するか」によって、個々人でどちらを選ぶか決めるのがベターでしょう。

 

イーサリアムのDappsの将来性【個人的意見です】

しかし、イーサリアムの未来は超明るいと思ってます。割と確信に近いです。

  • 理由①:DEXの市場規模が2019年後半から爆増してる
  • 理由②:個人投資家参入→機関投資家参入の流れが見える
  • 理由③:「通貨」ではなく「プラットフォーム」に価値がある

主に上記3つの理由です。

市場規模が爆増してる
DEX_市場規模

上記データを見ると、2019年末まで横ばいだったDEX市場の取引総額が爆増してるのがわかります。

DEXが伸びない理由の一つが、指値機能がなかったり、板が薄かったり「サービス&人気不足」だったのですが、サービス改善→人が増える→人が人を呼ぶ、という無敵のサイクルができつつあり、DEXはこれからまだまだ伸びます。

そして、そのエンジンとして機能する「Ether」の価格も当然吊り上がっていきます。

個人投資家がDappsに資金投下し始めた

あれこれ言うより、ソースを提示します。

バーチャルの土地が約1億6000万円で落札される|イーサリアム基盤のNFT資産で過去最高額

Ethereumブロックチェーン上で仮想仔猫の売買が流行、わずか数日で100万ドル以上の取引が行われた

これら、上述したNFTですね。イーサリアムのNFT技術により「唯一無二の価値を持つ仮想資産」が数千万、数億円単位で、売買されるようになりました

とはいえまだまだNFTの知名度は低いですが、一般層に広まると下記のような現象が起きると思ってます。

  • ゲーム実況者が育てたポケモンが数百万円で売れる
  • 有名サッカー選手のデジタルサイン付きチケットが数十万円で売れる

つまり「現実世界の価値が、仮想世界にも移転される」という現象ですね。そして、これらの現象が全てイーサリアムプラットフォーム上で行われるので、通貨「Ether」の価値も爆増します。

「通貨」ではなく「プラットフォーム」に価値がある

僕は完全に数年の長期目線でイーサリアムに投資しています。というのもイーサリアムという「プラットフォーム」に将来性を感じているからです。

FXは割と投機的側面が強いのですが、イーサリアムは全く別の商品で「株」みたいなイメージで買ってます。

勘違いされがちなのですが、イーサリアムは「ビットコインを超えた通貨になる!」という思想ではありません。ちょっとWikiから引用すると

イーサリアムはDapp及びスマート・コントラクトを実現するためのプラットフォームであり、任意のプロジェクトがイーサリアムのプラットフォーム上で動作が可能である。

つまりはイーサリアムは「通貨として使われるか?」という考え方ではなく「プラットフォームとして発展するか?」という視点で観察する必要があります。

そして、上記まとめた情報を総合して「価値アリ!」と僕は判断しました^^。

【まとめ】イーサリアムのDappsの概要・事例・将来性

最後に、本記事のまとめです。

  • Dappsとは「分散型アプリケーション」を示すもの
  • Dappsは現在ゲーム・取引所・身分証明などに使われる
  • Dappsの将来性が明るい≒イーサリアムの将来性が明るい

ではでは、本記事は以上です!

イーサリアムは最近高値更新してうなぎ登りなので、ぜひぜひみなさんも観察して、資金に余裕がある人は投資してみてくださいな^^。