本記事ではこのような方のため、仮想通貨歴2年半の著者ジョンが「Web3時代の組織DAOとは何か」について図解を用いてサクッと理解できるよう解説していきます!
- DAOとは何か1分でサクッと理解できる!
- DAOとオンラインサロンの見分けがつくようになる!
- Web3界隈で知名度・評判の高いDAOが分かる!
DAOとは「自律分散型組織」と呼ばれるWeb3時代の新しい組織概念です。
Web2時代はGooleやAmazonなどのプラットフォーマーが市場を占拠しましたが、このような権力の一極集中を問題視したのがWeb3であり、DAOです。
DAOは誰でも気軽に参加でき、誰に指図されることなく自由に働いたり・遊んだりすることができます。また完全オンラインのため通勤や出社は不要です。
このような特徴からWeb3は大きく注目されており、また「DAOで働きたい!」と思う方も少なくないのではないでしょうか?
今回はそんなWeb3時代の新組織DAOについて僕ジョンが解説していきます。
なお、DAOの作成・参加には国内の仮想通貨取引所口座が必要になるので、あらかじめコインチェックの口座を作っておきましょう!
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Web3時代の新組織DAOとは?

DAOとはWeb3時代の新しい組織概念で「Decentralized Autonomous Organization」の略称です。日本語では「自律分散型組織」と呼ばれています。
Web1、Web2における「組織」では社長や上司などが意思決定をし、部下はそれに従って仕事をするという中央集権型の組織体系でした。
一方でWeb3時代のDAOでは、社長や上司はおらず、全参加者が平等に権利を持ち、意思決定は参加者による投票によって行われる非中央集権型の組織体系になっています。
その違いを図解すると、下記の通りです。

では、この非中央集権の仕組みはどのように成り立っているのでしょうか?DAOの仕組みを見てみましょう。
DAOの仕組み
DAOは下記3つの要素で成り立っています。
- ①:ブロックチェーン
- ②:スマートコントラクト
- ③:トークン
①:ブロックチェーン
ブロックチェーンとは分散型データベースです。「分散型」というのは、データを保存するノード(コンピューター)が世界中に分散しているということです。
世界中のノードがデータを同期しているので、データ改ざんには世界中全てのノードの改ざんが必要になるため、事実上改ざんすることは不可能です。
また誰でもノードとしてネットワーク運営に参加できるほか、全データが世界中に公開されており、データの透明性が高いのがブロックチェーンというデータベースの特徴です。
②:スマートコントラクト
スマートコントラクトとはブロックチェーン上に構築できるプログラムのことです。
スマートは「賢い」ではなく「自動実行される」という意味で用いられています。コントラクトはプログラムのことです。
スマートコントラクトは上記イメージの通りで、「自動的に実行されるプログラム」として高い可用性・実用性を備えています。
Web1,2時代の会社組織にある「就業規則」や「給与体系」などのルールは、DAOでは全てこのスマートコントラクトにより定義されており、スマートコントラクトこそがDAOにおける唯一絶対のルール・法律として機能します。
③:トークン
トークンとはブロックチェーン上で発行した仮想通貨のことです。
ブロックチェーンには「改ざん不可能」という特徴があるため、この技術を応用して世界で初めて「電子通貨」を実現することができました。いわゆる「仮想通貨」のことです。
この仮想通貨は特定のプロジェクトにおいて「トークン」とも呼ばれ、下記のような役割毎にネーミングが異なります。
ユーティリティトークン=何らかのユーティリティ(機能や実用性)のある仮想通貨
ソーシャルトークン=ユーティリティトークンの中でもDAOに特化した仮想通貨
…など
一般的に「DAOへの参加」はトークンを購入することで誰でも無条件で可能で、トークン保有者だけがDAOの意思決定に対する投票に参加することができます。
DAOの仕組み図解
ココまでを図解すると、下記のようになります。

つまり、改ざん不可能なブロックチェーンというデータベース上にある「スマートコントラクト」がDAOのルールを定義し、ブロックチェーン上にある「トークン」がDAOの参加券・投票権などの役割を果たす、という感じです。
Web3におけるDAOの特徴【オンラインサロンとは違う】

Web3時代になって「MZDAO」や「CryptoNinjaDAO」など様々なDAOが登場しています。しかしその中にはDAOという名前が付いた「オンラインサロン」も多いです。
ここではDAOとオンラインサロンを見分けるために、DAOの特徴を解説します。
- 特徴①:ソースコードが全て公開されている
- 特徴②:意思決定が投票で行われる
- 特徴③:だれでも自由に参加できる
特徴①:ソースコードが全て公開されている
Web3時代のDAOはスマートコントラクトでプログラムされており、そのプログラムは全てオープンソースです。※オープンソース=誰でも閲覧できる
誰か一人に権力が集中するなど不正なプログラムがないか、バグがないか、などを有志のエンジニアたちが日々チェックしています。
例えば、有名どころのプロジェクトの下記3つもソースコードが誰でも見れます。
このようにDAOのスマートコントラクトは全てが公開されており、組織全体のルールが公正・公平であることがDAOの特徴です。
特徴②:意思決定が投票で行われる
Web3時代のDAOにおける意思決定はガバナンストークン保有者たちの投票によって決められます。
そして投票結果は全て公開されます。
例えば、下画像のMakerDAOの投票結果は賛成65.07%、反対24.93%で可決されています。

※引用元:MKR Pro-Rata Vesting for former RWF-001 Members – September 5, 2022
このようにDAOにおける意思決定は全ての参加者にとって平等であり、透明性が高いことが特徴です。
特徴③:だれでも自由に参加できる
Web3時代のDAOは誰でも自由に参加・脱会することができます。
会社へ入社するときのように面接などの試験はなく、ただガバナンストークンを購入するだけでコミュニティ参加ができ、投票権を得ることができます。
なお、下記のようにDAOごとにガバナンストークンは異なります。
MakerDAO:MKR
Augur:REP
ただし、会社のように「雇用契約書」などはないため「今からあなたはDAOの参加者ですよ」と示す証跡・イベントなどはありません。
つまりトークンを買うだけでDAO投票権を得ることができるため、自分が参加していることが分かりづらいのがデメリットかもしれません。
反面、参加できるDAOコミュニティに制限がないので、自分が興味のある全てのDAOに参加してみるなどフットワーク軽く学習・ビジネスができます。
Web3時代のDAOにおける問題点

Web3技術を用いた新時代組織と期待されるDAOですが、メリットだけでなく問題点もあります。
懸念されているのは主に下記3つです。
- 問題点①:意思決定に時間がかかる
- 問題点②:システミックリスクがある
- 問題点③:完全に分散化させるまでに時間がかかる
問題点①:意思決定に時間がかかる
Web3におけるDAOの意思決定は全参加者の投票で行われるため、非常に時間がかかります。
これはハッキングやシステムのバグが見つかった場合などに、問題となるケースがあります。
有名な例だと、イーサリアムクラシックが誕生したきっかけとなった2016年の「The DAO事件」です。
この投票の結果「イーサリアムブロックチェーンを巻き戻してハッキングをなかったことにする」ことが決議され、それに納得しないコミュニティが分裂してしまいました。
賛成派が作った新しいブロックチェーンが今の「イーサリアム」、分裂したコミュニティが作ったブロックチェーンが「イーサリアムクラシック」となっています。
これは「意思決定の遅さ」そして「平等な意思決定の破綻」というDAOの欠陥を2つも浮き彫りにした歴史的事件となり、今でも語り継がれています。
問題点②:システミックリスクがある
Web3におけるDAOはスマートコントラクト(プログラム)が唯一絶対のルールなため、常にシステミックリスクが伴います。
具体的にはクラッカーからのハッキングや、バグによる資金流出・ロックなどです。
上述の「The DAO事件」もハッキングによる資金流出でしたし、その後も定期的にハッキング事件が起こっています。
2021年:Poly Networkから約817億円流出
2022年:Rinin Bridgeから約830億円流出
このようにDAOのプラグラムのシステミックリスクは2004年当時から今に至るまで、常に脅威となっています。
問題点③:完全に分散化させるまでに時間がかかる
Web3におけるDAOは「まずは中央集権→徐々に分散化」というプロジェクトが非常に多いです。
というのも2016年の「The DAO事件」を受けて「最初からプログラムにDAOを任せるのは危険すぎる」という教訓が業界全体に広まったからです。
問題点②のシステミックリスクを避けるために、今や「DAOの初期段階には運営が存在する」というのは業界のデファクトスタンダードとなっています。
カンペキなDAOが実現するまでは、まだ時間がかかるでしょう。
Web3界隈で人気のDAO【厳選5つ】

Web3界隈では下記5つのDAOが人気です。
- ①:BitDAO
- ②:MakerDAO
- ③:Yield Guild Games
- ④:Augur
- ⑤:Friends With Benefits
①:BitDAO

コミュニティ名 | BitDAO(ビットダオ) |
ガバナンストークン | BIT |
設立 | 2021年9月 |
公式サイト | BitDAO公式サイト |
BitDAOは2021年9月に仮想通貨取引所bybit(バイビット)が立ち上げたDAOです。
>>仮想通貨取引所Bybitとは?特徴・口座登録方法まとめ!【2022年版】
BitDAOの目的はDeFi / GameFi / NFTなどの革新的なWeb3プロジェクトを支援することです。具体的にはBitDAO参加者から集めた資金をDeFiプロジェクトに出資しています。
出資したプロジェクトが大きく成長した場合に報酬を得られるほか、ガバナンストークンBITの値上がりによって参加者は利益を出すことができます。
参加するためにはガバナンストークンBITを購入する必要があります。BITを購入すればBitDAOコミュニティへの提案や提案に対する投票に参加することができます。
②:MakerDAO

コミュニティ名 | MakerDAO(メイカーダオ) |
ガバナンストークン | MKR |
設立 | 2014年 |
公式サイト | MakerDAO公式サイト |
MakerDAOはMaker Foundation(メーカー財団)によって2014年に立ち上げられたDAOプロジェクトです。
Web3的DAOの中では世界一と言っていいほどの知名度・実績を持つプロジェクトで、時価総額世界14位のステーブルコインDAIの発行元でもあります。
>>ステーブルコインとは?特徴・購入方法まとめ【結論:バイナンスでOK】
MakerDAOの目的はDeFiサービス全般を分散的に運営することです。
その思想通り、AaveやCompoundなど大手プロジェクトではDAIを用いた通貨ペアが多数用意されており、またDAIでのレンディングも可能になっています。
また資金調達からプロジェクトへの期待もうかがえます。というのも2018年にはa16zから約17億円、2019年にはParadigmなどから約30億円の融資を受けているからです。
そして現在、2022年8月にはMakerDAOは米銀行HVBへ約136億円の融資を行うほどの成長を見せています。
「これからMakerDAOに参加したい!」という方はガバナンストークンのMKRを保有するだけで提案・投票に参加できるので、ぜひトライしてみてください^^。
③:Yield Guild Games

コミュニティ名 | Yield Guild Games(イールドギルドゲームズ) |
ガバナンストークン | YGG |
設立 | 2018年 |
公式サイト | Yield Guild Games公式サイト |
Yield Guild Gamesは2018年に立ち上げられた「NFTゲームを遊びたい・稼ぎたい」プレイヤーのためのDAOです。
YGGに参加することで、あらゆるNFTゲームを初期費用0円で遊び・稼ぐことができるようになるのでN多くのプレイヤー達が参加しています(ちなみに、僕も参加しています)
具体的には下記のような有名ゲームで稼ぐことができます。

※2022年9月時点
NFTゲームの人気はすさまじく、STEPNやAxie Infinityなどの大ヒットタイトルのプレイヤー達は数1000万円や数億円を稼ぐ人も少なくありません。
「NFTゲームで遊びながら稼ぎたい!」「1円も使わずNFTゲームで稼ぎたい!」このような方は圧倒的オススメのDAOです。
>>【結論】NFTゲームが稼げない3つの理由と稼ぐための5つのコツ
④:Augur

コミュニティ名 | Augur(オーグ) |
ガバナンストークン | REP |
設立 | 2015年8月 |
公式サイト | Augur公式サイト |
Augurは2015年に立ち上げられた分散型未来予想プラットフォームとしてのDAOです。
「分散型未来予想」と言われると難しいですが、できることは非常にシンプルです。
②:各プレイヤーが参加した「賭け」に参加できる
③:これら「賭け」の予想から未来予想統計データを作成できる
従来のギャンブル市場では胴元が確実に儲かり、賭けるプレイヤーは50%以上の確率で損をするようになっていました。
一方でAugurには胴元がおらず全参加者が自由に「賭け」を作成することが可能です。
「明日の天気」「今日のサッカーの試合でどちらが勝つか」など、どのような事象に対しても賭けを作成できるため自由度が高く、また期待値も高くなります。
加えてDAOの特性を生かし、全ての賭けがスマートコントラクトで制御されているため不正が不可能です。
Augurは「近未来のギャンブル市場」と言われるほど期待されているので、ガバナンストークンREPを購入してトライしてみる価値も大きいでしょう。
⑤:Friends With Benefits

コミュニティ名 | Friends With Benefits |
ガバナンストークン | FWB |
設立 | 2020年12月 |
公式サイト | FWB公式サイト |
Friends With Benefitsは2020年に立ち上げられた、世界の経営者・アーティスト・クリエイターなどハイエンドな人々が集まるDAOです。
敷居の高いコミュニティに見えますが、従来のDAOと同様にガバナンストークンFWBを購入すれば誰であっても参加可能です。既に3,000人以上が参加しています。
このコミュニティに属している方は「情報を受け取る側」ではなく、発信側であるインフルエンサーなどが非常に多いです。
「著名インフルエンサーと人脈を持ちたい!」「発信活動の参考にしたい」などの考えがある方はトライする価値がありです。ぜひ参加してみてください^^。
DAOについてよくある質問
結局DAOとオンラインサロンって何が違うの?
Web3におけるDAOはブロックチェーン・スマートコントラクト・トークンの3つの技術が必要不可欠です。
しかし、そのどれも利用していない「DAO」が非常に多いです。例えば、下記です。
・イケハヤ尊師の「CryptoNinjaDAO」
・国光宏尚氏の「國光DAO」
ちなみに日本ではDAOの法規制がないどころか、ガバナンストークンの規制すら厳しすぎるので、日本発DAOで完全にWeb3的なDAOはないと思ってください。
DAOメンバーとコミュニケーションを取るにはどうすればいいの?
DAOへ参加するのはガバナンストークンの購入だけでOKですが、メンバーとコミュニケーションをとるときにはDiscordやTelegramが必要になります。
各公式サイトに間違いなく案内があるので、そちらから参加してみましょう!コミュニティで会話するだけなら無料でできるDAOも多いので、まずは話を聞いてみるのもいいかもしれません。
DAOを作りたいんだけど、できる?
DAOは誰でも100円以内のコストでサクッと作ることができます。
僕が実際に2つのDAOを作った方法は『3分でできるDAOの作り方』にまとめているので参考にしてみてください。
DAOとはWeb3技術を使った自律分散型組織
Web3技術によって実現したDAOの特徴や、人気のDAOコミュニティについて解説しました。いかがでしたでしょうか。
DAOへの参加にはほとんど費用が掛からないうえ、YGGなど金銭的メリットが多いコミュニティにはメンバーが殺到しています。
そのうえ「DAOは未来のGoogleやApple」と呼ばれるほど、期待値が高い新時代のコミュニティであり企業でもあります。
もし2014年にGoogle株を100万円買っていたら、2022年で約7,000万円になっていたという話は有名ですが、今の内からDAOを始めておけばこのような恩恵を掴めるかもしれません。
ぜひトライしてみてください^^。
なお全てのDAO参加への最低条件として、日本国内の取引所は必須です。
もしまだ口座を持っていない場合は、今のうちにアプリダウンロード数国内No1で利便性最高のコインチェックの口座を作っておきましょう!
口座開設は無料どころか、作っておくだけで1,500円分のビットコインがGETできるので一石三鳥です^^。スタバのコーヒー4杯分も浮きます…!笑
\アプリダウンロード数国内No1!!/
・DAOにはどんな特徴があるの?無料参加できる?
・具体的にどんなDAOがあるのか教えて!