某大企業のWebマーケ部長が「新卒にはこれだけ読ませて、研修は廃止しろ!」と豪語した著書『100円のコーラを1000円で売る方法』がKindle Unlimitedで無料で読めます。
…というわけで、本ブログの成長のために、読破しました。
漫画版だと全3巻で、図解&事例のオンパレードで、この上なくわかりやすいです^^。
一部抜粋して、本ブログ施策に取り入れようと思ったものを掲載します。無料で全文読めるので、Unlimited入ってる人は、秒でポチってマーケ感を180度変えちゃいましょう。
なぜマクドナルドはリーダーで有り続けるのか?
2007年のこと、ハンバーガー業界最大手として君臨していたマクドナルドに立ちはだかったのは「バーガーキング」でした。
「ワッパー」はいわゆる”ビックサイズハンバーガー”で、それは当時のマクドナルドに無かったコンセプトです。バーガーキングは業界最大手を差別化戦略で倒そうと日本市場へ乗り込みました。
結果、バーガーキングはマクドナルドに惨敗しました。
バーガーキング唯一の差別化要素であった「ビックサイズハンバーガー」でしたが、マクドナルドはすぐさま対抗馬として「メガマック」を発売開始。彼らの差別化戦略を完全に封じたのです。
この各自の戦略は、マーケ理論で「弱者と強者の戦略」と言います。
- 弱者の基本は「差別化」
- 強者の基本は「差別化を封じ込める」
一見強者側のメリットが薄いように見えますが…いやいや、とんでもないです。
全く同じ戦略にもかかわらず、強者が実行することで弱者の数十倍の効果をあげられることが証明されています。
「弱者に新しい市場を見つけてもらい、そこをごっそり奪う」という形ですね…
これに弱者が対抗するには「絶対にマネできないほど差別化をやりこむこと」です。
ブログにおいても同じ。企業が個人に勝つには、とことんトガるんですね。
FXや仮想通貨という怪しめの分野の発信をしつつ、有料訴求もしないし、普通に闇に切り込んでいく姿勢の本ブログも、実は同じような戦略をとっています。
「全ての要望に答えるな!」身につけるべき論点思考
事務所に泥棒が入った。
解決すべきは「泥棒が入ったこと」ではないです。それは現象に過ぎません。
大事なのは「泥棒が入った」という現象に対して、解決すべき課題です。
- 防犯耐性が甘い
- 会社のイメージダウンにつながる
- 報告が遅れた組織体制の問題
例えば、上記のような課題があるわけです。すると「防犯体制の強化」や「イメージへの影響把握と対策検討」、「報告体制の改善」といった解決策をあげることができます。
会社において「売り上げが下がった」のも現象に過ぎません。解決すべき課題を見つけることで、適切な対応策を練ることができます。
しかし、ここで問題になるのが「課題が絞り込めない」ということです
こんなとき大事なのは「論点思考」です。
100も200も課題があったとしても、その優先度はピンキリです。大事なことは200個全てに対策をとることではなく、1、2個の大事な論点に対して、全力で対策を取ることなのです。
これが論点思考です。
ブログも同じ。ブログのカスタマイズやら、どのプラグインを使うやら、課題を上げたらきりが有りません。結局は優先度の高い「記事の質をあげる」ということに、徹底的にこだわるのが大事で、周りを見ても、勝ってる人はみんなこんな感じですね。
僕もブログを始めた当初は「おすすめプラグイン」とか1〜2週間ググってましたが、思い返すとマジで無駄でした笑。FXも仮想通貨も同じ、机上の空論はやめて、とにかく触らないとぶっちゃけわからないんですよね。
今何か問題を抱えている人、論点思考で、優先すべき課題を、まず解決しましょう^^。
破壊的イノベーションを定期的に起こせ
1950年代、ラジオの主流は据え置き型の真空管でした。そんな中、ソニーは音質が悪く、雑音も多い携帯のトランジスタラジを発売しました。
ぶっちゃけ当時の消費者や業界関係者は「これ、誰が買うねん」状態でした。
結果、トランジスタラジオは大ヒットしました。
購入したのは主に、ロックを聞きたい若者でした。据え置き型のラジオだと家族に「そんな音楽のためにラジオを使うな」と言われて、肩身の狭い思いをしていた若者たちが、こぞってトランジスタラジに手を出しました。
音質なんかより「音楽を聴ける」ことが彼らにとって、これ以上ない喜びだったそうな。
そしてその後、トランジスタラジオの音質は改善され、完全に真空管ラジオは市場から消え去ることになったのです。
イノベーションには2種類あります。
- 持続的イノベーション
- 破壊的イノベーション
真空管ラジオは前者、トランジスタラジオは後者です。
既存の顧客の言うことばかり聞いて機能を拡張し続けることが「持続的イノベーション」です。
もちろん、コレは必要でありどの会社もやるべきですが、逆にやりすぎると「機能過多」になります。これ以上ないほどの機能を備えていた日本の携帯電話が世界に普及せず、「ガラパゴス携帯」と言われた現象が、まさにこれです。
既存の顧客だけに囚われず、新しい顧客を開拓する。これが破壊的イノベーションです。
破壊的イノベーションを起こすためには、適切なタイミングで適切なサービスを提供する必要があり、平々凡々の僕からすると、まるで雲を掴むような話です。
ともあれ、ブログに置き換えてみると「たまに、思っても見ないキーワードで集客できている」みたいな現象があり、そこからバズワードを見つけることができたりします。これだけで収益が+5万円とかも、あるわけです。
規模は違い過ぎますが、こんな「小さな破壊的イノベーション」でも20個積み重ねれば100万円の収益です。
これを言語化したものが、この「マーケ理論」ですね。
学んでおくと、ブログ運営が捗り収益アップにつながります。どうせ無料なので暇つぶしにでも、どうぞ。
コメントを残す