本記事ではこのような方が100%会社を辞められる方法を解説する。
2020年4月に新卒から2年間働いたIT企業のエンジニアを辞めました。辞める前には部署の方たちからWATERMANのボールペンを頂き、皆さんに応援いただいて会社を辞めることができました。あとで調べたらボールペンなのに2万円くらいのモノでビックリしました…。
今はエンジニア時代とは180度違うライティングやFX投資でフリーランスとして生計を立ててます。会社の方たちからは月1程度で飲み会にも呼ばれ、普通に参加する間柄といった感じです。とはいえ、飲み会はあまり好きではありません笑。
- 円満に会社を辞める方法【3つ】
- 会社の誰とも顔を合わせたくない場合【裏ワザ】
- 『辞めたい』のに辞めないデメリット
円満に会社を辞める方法【3つ】
円満に会社を辞める方法は次の3つ。
- その①:心が決まってても相談から入る【To直属上司】
- その②:退職日から有休消化まで全スケジュールを出す【To人事】
- その③:辞めた後のビジョンを共有する【To親しい方たち】
この3つでステークホルダ全員にGiveしまくる感じ。
その①:心が決まってても相談から入る【To直属上司】
まず、「辞める」と心の中で決めていても、「新しい生き方を考えている」と相談から入る。
この相談のときに、上司からいくらか選択肢をもらおう(あるいは自分で選択肢を提示してもよい)。例えば「仕事を辞めて語学学校に通う」か「仕事をやりながら語学学校に通う」か迷っている、など。「これまでこういった方はいましたか?そういった方はどうされてましたか?」などアドバイスを求めてもいい。大切なのは「仕事を辞める」という選択肢をあくまで残しておくことだ。
そして暫くしてから「辞める」という意思を伝えよう。このように予め相談することで上司側に次のメリットをGiveできる。
- 辞めた後の仕事の配分などをあらかじめ想定できる
- 相手が悩んでいることが分かるので、理解を示しやすい
- 自分が信頼されていることが分かり、嬉しい
上司があくまで打算的で感情をあまり見せない人でも、情に厚い人でも、上記の効果を期待できる。少なくとも、決定した「辞める意思」をいきなり見せるより、相談というクッションを挟むことで、仕事上でも人間関係という面でも良い方向にすすめられる。
理由はカンタン。上司の顔を立てるためだ。上司の仕事はマネジメント、つまり部下の管理業務、これは信頼がないと務まらない。だから、上司への相談がない=信頼がないと受け止められてしまう。※なお、上司を信頼していないなら話は別。その場合は後述の裏ワザを使おう。
上司が信頼のできる人であるほど、いきなり人事に相談するのはダメだ。
その②:退職日から有休消化まで全スケジュールを出す【To人事】
上司に退職の意向を伝えたのち、退職日を調整することになるだろう。このとき、しっかり有休消化も計算しつつ、退職までのスケジュールを立てておこう。必ず、人事に相談する初回に有休消化を含めたスケジュールを伝えておくべき。
意外と「聞かれなければ何もしない」といった人事も多く(友人の退職の際は有休消化の話題すら出されなかったらしい)、ならばこっちから伝えておくべき。※ちなみに人事に有休消化を拒否する権利はない。
ぼくが有休消化について伝える時「3月10日まで勤務して、11日~31日まで有休消化」というスケジュールで伝えたが、なぜか怒られた。
人事的には、「最終出社日以降に有休消化をまとめて持ってくるのは非常識」らしい。※自席の周りの方に相談したところ、「そんな常識知らねえよ」とのことだったけど、人事の言い分としては「出社しないと分かっている人物(退職済みという意味で)に有休を与えるのはおかしい」とのこと。
ぼくは押し切ったけど、モメたくないなら有休はこまめにとった方が良いかも。
その③:辞めた後のビジョンを共有する【To親しい方たち】
ぼくが辞めた理由は「フリーランスとして生きる」ため。そのために1年以上副業をやってきて、稼げるようになった。ぼくは親しい人にはその全てを伝えた、収入も仕事内容も全部だ。別に転職でも、留学でも良いと思う。大事なのは「会社を辞めた後、何をするか」を伝えること。
そうすることで、周りの人は応援しやすくなるし、ちゃんと親しければ応援してくれるはず。
逆に何も伝えなければ、「仕事を辞めた後何するかよく分からない人」になり、向こうからしても応援のしようがない。秘密主義もよいけど、そもそも退職するのにヒミツにする必要ないよねというお話。
むしろ、やる事は共有したほうがメリットがある。
伝える場は、ご飯でも飲み会でもOK。ぼくは焼肉に誘ってもらったり、逆に誘ったりして親しい人には一人一人伝えた。
なお、もし否定してくる人がいても問題ナシ。そもそも会社を辞めるし、そういった人とは今後関わる必要がないので。逆にこの時応援してくれる人たちを大切にするべきかと。
そもそも、上司にも周りにも相談すらしたくない人へ
たぶん「円満に会社を辞めたい」と思ってる人は「良い人間関係ができてるのに、辞める時に気まずくなったら嫌だなぁ」という感じなはず。
逆に上司も信頼できないし、別に親しい人も居ない。とにかく辞められればOK。という方もいると思う。
そんな方のために、ここからは会社の辞め方の裏ワザ解説をしてく。
会社の誰とも顔を合わせたくない場合【裏ワザ】
結論、退職代行サービスを使うべきかと。メリットは下記。
- 誰とも顔を合わせる必要ナシ
- 会社に行って手続きをする必要ナシ
- 成功率100%
ちなみに法律的には、退職意向してから2週間後には辞めてOK。会社が認めないといっても、それは法律違反なのであしからず。労基で一発KOできる。
大手ならほぼ大差なし。一応有名な3つの会社を載せておく。
最大手のEXITが5万円で、パフォーマンスと実績はイチバンなので、多分そこでOK。
ちなみに、ぼくの同期が退職代行で新卒入社3か月ほどで辞めており、彼はEXIT使ってた。営業で先輩からいじめられていたらしく、顔も合わせたくなかったそう。もちろん、無事辞めてる(ちょっと僕の仕事に飛び火したけど)。
そんな感じで、今は別の会社で元気に働いてるみたい^^。
会社に行きたくないのに続けるデメリット
そもそも「会社の誰とも顔を合わせたくないレベル」なら、辞めた方が良いと思う。理由は下記。
- 健康に悪く、早死にする
- ストレスばかりで成長しない
- 苦しさに見合う給料もらえない
苦痛に耐え続ける人生は、もはや囚人と同じ。自由は自分の意思で手に入れられるのに、自ら放棄してることに気付かない人が何故か多い。
自分で囚人になる人生は、本当の囚人より不幸だと思う。今や売り手市場でとくにIT分野であれば転職も難しくないはず。ノースキルでも1年独学してみてください。どこでも行けるようになるはず。
5万円は安くないけど、鬱になって人生を棒に振るより100倍マシです。人生を変える代金と思って、踏み出してみる価値は大いにあるはず。
円満に会社を辞める方法【3行まとめ】
最後に本記事の内容をサラッとおさらいする。
- 円満を目指すなら、まず『直属の上司』へ『相談』
- とにかく辞めたいなら、退職代行がベスト
- 『辞めたい』と思ったら、それが正しい
会社を辞めると、安定した給料が無くなり、世間体も悪くなる。これは確かだ。
でも、あなたが心から「安定した給料」と「世間体」を望んでいるならそもそも「会社を辞めたい」と思わないのではないだろうか?何か他に臨んでいるものがあるのではないだろうか?
では、あなたが本当に心から望んでいるものは何か?
考えてみてほしい。
好きな人と幸せに過ごすこと。嫌な奴と一緒にいたくないこと。もっとお金を稼ぐこと。それとも、自分がやりたいようにやること。あるいは、これら全てだろうか?
今や人生100年時代、2~3年もし全て無駄にしても何ら問題があるだろうか。人生の半分以上を費やす”仕事”が苦しいモノであっていいのか。ぼくはそうは思わない。
100年以上ある人生、ひとつの会社で自分の可能性を潰すべきじゃないとぼくは思う。会社などちっぽけだ。会社を辞めるなんてちっぽけな決断だ。
誰に何と言われようと、あなたが辞めるべきだと思えば、それが正しい。
ぜひ、後悔しない道を選んでほしい。