本記事ではこのような方向けに、投資歴8年の著者ジョンが「WAXブロックチェーンの特徴・始め方」について代表的プロジェクトを紹介しつつガチ解説していきます!
- WAXブロックチェーンの概要・特徴が1分で分かる!
- WAXブロックチェーンの有名ゲームが分かる!
- WAXブロックチェーンを今すぐ始めることができる!
WAXブロックチェーンの概要
チェーン名 | WAX(ワックス/WAXP) |
開発者 | William Quigley / Jonathan Yantis |
独自通貨 | WAXP |
コンセンサスアルゴリズム | DPoS(Delegated Proof of Stake) |
公式サイト | WAX公式サイト |
ホワイトペーパー | WAX公式ホワイトペーパー |
WAXは2017年にWilliam Quigley(ウィリアム・クイグリー) と Jonathan Yantis(ジョナサン・ヤンティス)の二人が立ち上げたブロックチェーンです。
WAXブロックチェーンは登場以降「NFTの王様」と呼ばれています。実績は豊富で、下記の通り国内外の大手企業がWAXブロックチェーンを利用しています。
海外企業:Topps Digital「メジャーリーガーのNFT」「ゴジラのNFT」販売
※参考1:人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のNFT発売へ
※参考2:WAXチェーンでゴジラやキングギドラのNFTコレクション販売へ
またWAXブロックチェーンは毎日40万人以上のユーザー、2300万にも及ぶトランザクションを処理しているので、人気が高く処理能力も非常に高いです!※データサイト『DappRadar』のこちらのデータ参照
このようにWAXはブロックチェーンゲーム及びNFTのプラットフォームに特化した、ブロックチェーンエコシステムです。
WAXブロックチェーンの特徴
WAXブロックチェーンの特徴は下記3つです。
- 特徴①:独自コンセンサスアルゴリズムDPoS
- 特徴②:WAXPを担保にした法定通貨キャッシング
- 特徴③:創業者2人の経歴が突出している
特徴①:独自コンセンサスアルゴリズムDPoS
WAXブロックチェーンは独自コンセンサスアルゴリズムDPoS(Delegated Proof of Stake)を採用しています。
ビットコインや現在のイーサリアムブロックチェーンにおけるPoWはコンピューターの処理速度が高い「マイナー」がマイニング報酬を独占できることから、企業間で処理速度の争いが起き、電力消費の高騰などの環境問題が発生していました。
一方でWAXブロックチェーンのDPoSではWAX保有者が分担してトランザクションを処理する仕組みとなっており、こういった環境問題を解決しています。
実際、WAXブロックチェーンはビットコインブロックチェーンの0.00001%未満のエネルギーしか消費しないことがデータで証明され、Climate Care社から「カーボンニュートラル認証」を授与されています。
特徴②:WAXPを担保にした法定通貨キャッシング
WAXブロックチェーンの独自通貨WAXPは「SALT」という仮想通貨融資プラットフォームで担保として採用されています。
SALTでは、例えば「ビットコインを預けて米ドルを借りる」ことや「イーサリアムを預けて日本円を借りる」ことなど仮想通貨を預け入れることで法定通貨をキャッシングできるプラットフォームです。
実際WAXPの時価総額は約3,000億円で全仮想通貨中132位にランクインしているほど成長しています。
※引用元:Coinmarketcap
特徴③:創業者2人の経歴が突出している
WAXブロックチェーンの創業者2人は、突出した経歴の持ち主です。特にJonathanさんにはビビると思います。
William Quigleyさん
まずWAX現CEOのWilliamさんについてです。
彼は元ディズニー職員からベンチャーキャピタリストへ転身、その後Idealab社及びMagnetic社の最高経営責任者を務め、WAX立ち上げに至ります。
Jonathan Yantisさん
Jonathanさんは「OPSskins」の最高執行責任者であり、現在最大のステーブルコインとなっているテザーの共同設立者でもあります。
WAX設立前からOPSkinでは「ゲーム内アイテム(主にスキン)のマーケットプレイス」を志向し、なんとICOにて合計90億円を調達した実績があります。
90億円は当時のICOの中でもTOP10にランクインできるほどの数字です。
2017年ICO資金調達ランキング
1位 Hdac 2億5800万米ドル (約284億円)
2位 Filecoin 2億5700万米ドル (約283億円)
3位 Tezos 約2億3232万米ドル (約256億円)
4位 EOS Stage1 約2億3000万米ドル (約253億円)
5位 Sirin Labs 約1億5790万米ドル (約174億円)
6位 Bancor約1億5300万米ドル (約168億円)
7位 Polkadot 約1億4430万米ドル (約159億円)
8位 QASH 約1億820万米ドル (約119億円)
9位 Status 約1億760万米ドル (約118億円)
10位 COMSA約9560万米ドル (約105億円)
※引用元:ICOで巨額の資金調達を実現した「仮想通貨」ランキング
ICO実績もさることながら、USDT(テザー)の共同創設者であることも驚きです。今や全仮想通貨中3位の時価総額、ステーブルコインでは圧倒的1位のコインです。
※引用元:Coinmarketcap
WAXブロックチェーンの代表的プロジェクト
WAXブロックチェーンの代表的プロジェクトを3つ紹介します。
- ①:Alcor.exchange
- ②:AtomicMarket
- ③:Alien Worlds
①:Alcor.exchange
サービス名 | Alcor.exchange |
サービス内容 | DEX(分散型取引所) |
公式サイト | Alcor.exchange公式サイト |
Alcor.exchaneはWAXブロックチェーンなどマルチチェーンで利用できるDEX(分散型取引所)です。
主に下記のようなことができます。
・WAXブロックチェーン上の仮想通貨店頭販売
・NFTトレーディング
・流動性提供/イールドファーミング
仮想通貨取引所のように仮想通貨売買が可能ですが、その価格はAMM(Automated Market Maker)という仕組みで自動計算され、全てがプログラムに制御されています。
そのためDMM Bitcoinやbybitなどの中央集権取引所のように、「運営者が価格を操作する」といった不正が100%起こり得ません。
プログラムに脆弱性がある場合はハッカーからの攻撃リスクがありますが、Alcor.exchangeはWAXブロックチェーンNo1の取引高を持つ最も人気のDEXなので、初心者でも安心して運用できるのがメリットです。
②:AtomicMarket
サービス名 | AtomicMarket |
サービス内容 | NFTマーケットプレイス構築プラットフォーム |
公式サイト | AtomicMarket公式サイト |
AtomicMarketはNFTマーケットプレイスをカンタンに構築するための開発者向けプラットフォームです。
WAX上の主要マーケットプレイスほぼ全てがAtomicMarketで構築されており、実際にAtomicHubは圧倒的利用者数No1、NeftyBlocksも次いで2位に位置しています。
ブロックチェーンやスマートコントラクトなどの知識がなくてもNFTマーケットプレイスが作れるので、WAXブロックチェーンは開発者にとってチャンスが多いチェーンでもあります。
③:Alien Worlds
サービス名 | Alien Worlds |
サービス内容 | ブロックチェーンゲーム / メタバース |
公式サイト | Alien Worlds公式サイト |
Alien WorldsはWAX、イーサリアム、BNBチェーンの3つのブロックチェーンにまたがる壮大なメタバース/ブロックチェーンゲームです。
ブロックチェーンなのでP2E(Play to Earn)要素があり、ゲーム内で仮想通貨Triliumを稼ぐことが可能です。
>>【保存版】P2Eとは?有名ゲームや安全性・収益性を完全解説!【初心者向け】
ゲームの舞台は宇宙で、宇宙船NFTを購入することで、ミッション朝鮮やNFT発掘などのP2E要素にアクセスできます。
WAXブロックチェーンの中では最も人気で取引高が大きいブロックチェーンゲームなので、安心して遊べるほか、稼ぎも期待できるのでぜひトライしてみてください^^。
WAXブロックチェーンの始め方
今回は、WAXブロックチェーンで最も利用されているdApps「Alcor.exchange」でWAXブロックチェーンを始めてみます!下記手順で、所要時間は3分ほどです^^。
- STEP①:国内取引所に口座開設
- STEP②:バイナンスに口座開設
- STEP③:WAX Walletをインストール
- STEP④:国内取引所からバイナンスに送金
- STEP⑤:バイナンスからWAX Walletに送金
- STEP⑥:Alcor.exchangeにWAX Walletを接続
STEP①:国内取引所に口座開設
まず最初にWAXブロックチェーンを始めるための資金を準備しましょう!
とりあえずは初心者に向けて使いやすさ重視のコインチェックでOKです。
国内取引所のうちではアプリダウンロード数は1位と圧倒的なうえ、銀行入金だけでなくコンビニ入金・クイック入金などラクラク始められるのが最大のメリットです。
無料で作れますし、口座維持費用なども必要ないため、国内口座がない方は、一つは口座を持っておきましょう^^。
\アプリダウンロード数国内No1!/
STEP②:バイナンスに口座開設
WAXブロックチェーンは日本国内の取引所で取り扱うことはできません。
よって海外取引所の口座が必要になります。
初心者であれば取引高世界No1で、使い易さに優れているバイナンス(Binance)でOKです!
下記よりBinanceで無料口座開設を進めましょう!
STEP③:WAX Walletをインストール
WAXブロックチェーンのウォレットは専用の「WAX Cloud Wallet」が必要です。
こちらのWAX Cloud Wallet公式サイトから、下記のように情報登録してウォレットを作成しましょう!
Password:パスワードを設定
Reenter Password:パスワードを確認のため再入力
これにてWAX Walletの作成完了です!
STEP④:国内取引所からバイナンスに送金
WAXブロックチェーンを始めるためには仮想通貨WAXPが必要です。WAXPはBinanceで購入することができます!
WAXPを購入するため、さきほどコインチェックで用意したXRPをBinanceへ送金しましょう!コインチェックログイン後こちらの送金ページから下画像のように送金できます。
宛先:BinanceのXRPアドレスをコピペして入力
宛先タグ:BinanceのXRPタグをコピペして入力
送金先サービス名:「その他」を選択
受取人種別:「本人への送金」を選択
送金額:送金するXRPの枚数を入力
STEP⑤:バイナンスからWAX Walletに送金
Binanceログイン後、先ほどのXRPが着金したことを確認して、XRPのスワップページで下記のように設定してスワップしましょう!
こちらのWAXP送金ページから準備したWAXPSをWAX Walletに送金して準備完了です!
STEP⑥:Alcor.exchangeにWAX Walletを接続
Alcor.exchange公式サイトの「Connect Wallet」を選択して、WAX Walletのトランザクションを承認したら接続完了です!
お疲れ様でした!これにてWAXブロックチェーンにてAlcor.exchangeを始めることができました!
WAXブロックチェーンのトラブル・よくある質問
WAXブロックチェンはMetaMaskに追加できる?
WAXブロックチェーンを扱うためには専用のウォレット「WAX Cloud Wallet」が必要になります。
こちらの公式サイトからメールアドレス・パスワードの設定だけで、個人情報入力一切不要でウォレット作成できるので、今のうちに作っておくと便利です。
エクスプローラーはある?
WAXブロックチェーンのネットワーク状況、トランク書運詳細などを確認するために専用エクスプローラーサイト「WAX BLOKS」が用意されています。
価格についても確認でき、WAXの情報は網羅しているので、これからWAXを頻繁に利用する方はブックマーク登録しておきましょう!
NFT取引にガス代はかかる?
WAXブロックチェーンはゲーム・NFT取引に特化したプラットフォームだけあって、NFT取引に一切のガス代は不要です。
ただし、仮想通貨の送金・スワップなどの際には「WAXP」がガス代として必要になるので、本記事に上述した方法で最低限のガス代は準備しておきましょう!
まとめ:WAXはNFT特化の専門ブロックチェーン
最後に、本記事のまとめです。
- WAXブロックチェーンはNFT・ゲーム特化プラットフォーム!
- WAXブロックチェーンは創業者2人の実績が突出している
- WAXブロックチェーンは3分でカンタンに始められる!
ではでは、今回は以上となります。
なお、今後仮想通貨を運用するなら日本国内の取引所が必ず必要になります。
最速1日で口座開設出来て、入出金が早く、つみたてなどどこよりも多機能なコインチェックの口座をとりあえず作っておくのがおすすめです!
無料で口座開設できるので、手間を惜しまずやっておくと賢いです^^。
\アプリダウンロード数国内No1!/
・WAXブロックチェーンの代表的プロジェクトは?
・WAXブロックチェーンの始め方を教えて!