与沢翼著『ブチ抜く力』書評【FXで15億稼ぐ男の言葉】

ブチ抜く力が欲しい人
ブチ抜く力がどのような本か知りたい。評判が良ければ自分も買ってみたいけど、実際に読んだ人がどのように思ったを聞いて、良かったかどうか知りたい。お金持ちになるための方法とか書いてあるの?
書評ざっくりまとめ
  • 与沢翼さんが「お金が嫌い」という言葉に驚く
  • 「個人で働くこと」を”地獄”と評しているのに現実味を感じる
  • サラリーマンという”地獄”を彼が選ばなかったワケが分かる

本文からいくつか引用しながら、『ブチ抜く力』の書評をしていこうと思う。

書評①なぜ、今サラリーマンをやっているかの問いに答えられるか?

サラリーマンで居続けるか、自らの力で道を切り開くか?

「なぜこの会社に入ったのか」という問いに即答できるか。

即答できない人は、会社に依存している思考停止状態だと自覚しよう。

小さくてもいいから、会社員と両立可能な副業や投資をすぐに始めよう

与沢翼さんは「サラリーマン」を否定しているわけではない

近年のインフルエンサー達は「個人で稼ぐ」を命題に、サラリーマンという働き方をあまりにも卑下しすぎる傾向にあり、サラリーマン経験者のぼくも多少辟易している。

しかし、与沢翼さんは目的をもって「サラリーマン」をやるのであれば、賛同している

『ブチ抜く力』の中には与沢翼さんから読者への問いかけがたくさん散りばめられており、その中の一つ「なぜこの会社に入ったのか」という”現在のサラリーマンを試すかのような問いかけ”が非常に印象深く、今サラリーマンをしている方はドキッとするのではないだろうか。

 

書評②サラリーマンで居続けるか、自らの力で道を切り開くか?

自分で決めた道で努力や苦労を積み重ねた末、得するのは間違いなく自分だ。

やるも地獄、やらぬも地獄。ならば、好き勝手やる地獄の方がマシだ。

サラリーマンも地獄、自分で働くのも地獄、同じ地獄なら自分の意思で好き勝手やれる地獄を選べ

この言葉が強く胸に突き刺さった。サラリーマンを辞めると決意した時の、ワクワクと不安が入り混じった気持ちを明確に思い出す一言だった。

どっちにしろキツいなら、自分で好き勝手できる道を選ぶ 

現代はサラリーマンという数十年単位の出世競争に苦しみ続ける人がいる中で、ぼくのようにたったの一年間、周りとの関係を一切断って努力し続ける代わりに月収数百万円を達成する人も居る。こういった「社会人のあり方が多様化している現代」において、与沢さんの言葉は多くの方の人生に刺さるのではないだろうか。

 

書評③与沢翼さんは「お金が嫌い」

必要となるお金にとらわれて、頭を下げ続けるような人生を送るのは死んでも無理だと思ったからこそ、私は最初にお金を稼ぎました。だれよりもお金の悩みから解放されたい。その意味では私は人一倍、お金が嫌いなのかもしれません。ある意味、お金のことが一番嫌いだから、最初にお金を稼ぐことに特化してきたのです。

与沢翼さんと言えば、「ネオヒルズ族」「秒速1億円稼ぐ男」など、いわゆる”金の亡者”と言ったイメージがありませんか?ぼくはこういったイメージを持っていましたが、本書を読んで与沢さんのイメージが180度変わりました。

与沢翼さんが求める人生は「好きな友人や家族に囲まれる人生」という誰もが求めるモノであり、彼にとってその手段が「お金を稼ぐ」ことだった

幸せのカタチはひとそれぞれで、誰も彼を否定することはできない。サラリーマンであり続けることが、ある人にとっては幸せの一つのカタチであるかもしれない。だから誰もサラリーマンを否定できない。これは”与沢翼”という一人の人間にも言えることだということを僕たちは忘れがちなのかもしれない。

彼にとっては「お金を稼ぐ」ことこそが幸せのカタチだった

年間15億稼ぐ、世界に不動産を合計40億円分以上保有、などけた外れの結果を残している彼を、ぼくたちはスペシャルな人間だと思いがちだが、彼もぼくたちと何ら変わらない人間なのである。

この本の中で、そんな彼の”人間味”を感じることができたと同時に、だからこそ、同じ人間として、尊敬を感じずにはいられず、最後にはその魅力に惹き込まれてしまった。

 

『ブチ抜く力』で最も印象に残った言葉

『ブチ抜く力』で最も印象に残った言葉

最後の書評として、最も印象に残った一説を紹介したい。

生半可な覚悟や中途半端な行動は、無意味です。とにかくひたすらストイックに、自分が心から「やり切った、もうこれ以上はやりたくない」と思えるまでやり抜く。これが唯一にして絶対の成功法則だと、私は確信しています。

「やり切った、もうこれ以上はやりたくない」こう思ったことは皆さんはあるだろうか?お恥ずかしい話、ぼくにはなかった。

ブログも、アフィリエイトも、FXも「そこそこの結果」は出しているが、ぼくは所詮「そこそこ」だということを”たったの一文”で実感させられた。

既にサラリーマンを辞め「個人で働くという地獄」に足を踏み入れた僕であったが、「もうやりたくないくらいやり切った」を今後の人生の一つのテーマにしていこう、そう誓うことができたのが、個人的な一番の収穫であった。

 

『ブチ抜く力』個人的書評まとめ

『ブチ抜く力』は全社会人の感情を揺さぶる本だ

本書では与沢さんから読者への問いかけがたくさんある。「これ俺のことだな。。。」「与沢さんの言う通り、合理的に考えればこっちの道が正しいな」「意外と感情豊かで人間味あふれる人だな」、など思うことはたくさんあるだろう。

いや、正しくは彼の波乱あふれる人生のストーリーや、独特の価値観を交えた巧みな言い回しに、いつの間にか惹き込まれ、考えさせられてしまう。まるで「すぐ隣にいる与沢翼に問いかけられる」ような感覚だろうか。非常に頭を使わずにはいられなかったが、読み終わった後は不思議と、悪くない気分だった。

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