本記事ではこのような方向けに投資歴8年の著者ジョンが「Cronosブロックチェーンの特徴・始め方」について代表的プロジェクトを紹介しつつガチ解説していきます!
- Cronosブロックチェーンの特徴を1分でサクッと理解できる!
- Cronosブロックチェーンを今すぐ始めることができる!
- Cronosブロックチェーンの疑問をすべて解消できる!
Cronosブロックチェーンとは?
チェーン名 | Cronosブロックチェーン |
開発・運営 | Crypto.com社 |
ガス代通貨 | CRO |
コンセンサスアルゴリズム | PoA(Proof of Authority) |
公式サイト | Cronos公式サイト |
ホワイトペーパー | Cronos公式ホワイトペーパー |
Cronosブロックチェーンは仮想通貨取引所Crypto.comが開発・運営しているレイヤー1パブリックブロックチェーンです。
全世界90ヵ国、5,000万人以上の利用者を持つCrypto.comは世界でも取引高TOP10に入る取引所であり、Cronosブロックチェーンにも大きな注目が集まっています。
CronosブロックチェーンはDeFi,GameFiなどWeb3アプリのプラットフォームを目指しており、イーサリアムと似た思想を持つ「イーサリアムキラー」の一つでもあります。
Cronosブロックチェーンの特徴
Cronosブロックチェーンの主な特徴は下記3つです。
- 特徴①:EVM互換
- 特徴②:Cosmos SDKにて構築
- 特徴③:独自コンセンサスアルゴリズムPoA
特徴①:EVM互換
CronosブロックチェーンはEVM互換となっており、イーサリアムと互換性があります。
これによりCronos-イーサリアム間でのDapps移植が容易になるため、世界一のクリプト経済圏であるイーサリアムからCronosブロックチェーンへ多くのユーザーを集めることができます。
いわゆる「イーサリアムキラー」ではSolanaやCardanoなどEVM互換のないものもありますが、CronosはAvalancheなどと同じくEVM互換のあるレイヤ1チェーンです。
特徴②:Cosmos SDKにて構築
CronosブロックチェーンはCronos SDKのオープンソースフレームワークによって構築されています。
これにより、他のCosmos SDKブロックチェーンと相互通信・運用ができることが最大のメリットです。
Cosmos SDKは開発者に嬉しい機能で、既存のプログラムの集まりである「モジュール」を組み合わせることで、容易にCronosブロックチェーンにDappsを開発することができます。
さらに既存のDappsにモジュールを組み込むなど開発の自由度が高いのも魅力です。
特徴③:独自コンセンサスアルゴリズムPoA
Cronosブロックチェーンは独自コンセンサスアルゴリズムPoA(Proof Of Authority)を実装しています。
PoAは基本的に「通過の保有量・期間によってバリデーターが承認を行うPoS」と同様ですが、大きく下記2点が異なります。
②:ステークするのはCROではない非上場独自通貨
PoSでは資金力さえあれば誰でもバリデーターとなることができ金持ち有利となってしまっていましたが、PoAはネットワーク参加が許可制になっていることでその問題を解消しています。
Cronosブロックチェーンの代表的プロジェクト
下記3つのCronosブロックチェーンプロジェクトを解説していきます!
- ①:VVS Finance
- ②:Tectonic
- ③:Beefy
①:VVS Finance
サービス名 | VVS Finance |
サービス内容 | DEX(分散型取引所) |
ガバナンストークン | VVS |
公式サイト | VVS Finance公式サイト |
VVS FinanceはCronos ブロックチェーンで利用できるDEX(分散型取引所)です。
主に下記のようなことができます。
・流動性提供/イールドファーミング
・ステーキング
・IGO
仮想通貨取引所のように仮想通貨売買が可能ですが、その価格はAMM(Automated Market Maker)という仕組みで自動計算され、全てがプログラムに制御されています。
そのためDMM Bitcoinやbybitなどの中央集権取引所のように、「運営者が価格を操作する」といった不正が100%起こり得ません。
プログラムに脆弱性がある場合はハッカーからの攻撃リスクがありますが、VVS FinanceはCronos ブロックチェーンNo1の取引高を持つ最も人気のDEXなので、初心者でも安心して運用できるのがメリットです。
②:Tectonic
サービス名 | Tectonic |
サービス内容 | レンディング |
ガバナンストークン | TONIC |
公式サイト | Tectonic公式サイト |
TectonicはCronosブロックチェーン上で最も利用されているレンディングサービスです。
主に下記のようなことできます。
・仮想通貨を担保に仮想通貨を借りる
・独自通貨TONICのステーキング
Tectonicのプロトコル設計は監査済みDapps「Compound」を参照しており、非常に安全に利用することができるが大きな魅力です。
③:Beefy
サービス名 | Beefy |
サービス内容 | マルチチェーンイールドアグリゲーター |
ガバナンストークン | BIFI |
公式サイト | Beefy公式サイト |
BeefyはCronosブロックチェーン上で利用できるマルチチェーンイールドアグリゲーターです。
現在は、下記チェーンに対応しています。
Beefyでは上記チェーンの仮想通貨を様々に組み合わせてイールドファーミングすることで、独自通貨BIFIを報酬として得ることができます。
さらに得たBIFIをステーキングすることで追加の金利報酬を得ることが可能です。
Cronosブロックチェーンの始め方
今回は、Cronosブロックチェーンで最も利用されているdApps「VVS Finance」でCronos ブロックチェーンを始めてみます!下記手順で、所要時間は3分ほどです^^。
- STEP①:国内取引所に口座開設
- STEP②:KuCoinに口座開設
- STEP③:MetaMaskをインストール・チェーン追加
- STEP④:国内取引所からKuCoinに送金
- STEP⑤:KuCoinからMetaMaskに送金
- STEP⑥:VVS FinanceにMetaMaskを接続
STEP①:国内取引所に口座開設
まず最初にCrononブロックチェーンを始めるための資金を準備しましょう!
とりあえずは初心者に向けて使いやすさ重視のコインチェックでOKです。
国内取引所のうちではアプリダウンロード数は1位と圧倒的なうえ、銀行入金だけでなくコンビニ入金・クイック入金などラクラク始められるのが最大のメリットです。
無料で作れますし、口座維持費用なども必要ないため、国内口座がない方は、一つは口座を持っておきましょう^^。
\アプリダウンロード数国内No1!/
STEP②:KuCoinに口座開設
Cronosブロックチェーンの独自通貨CROは日本国内の大手取引所で取り扱うことはできません。
よって海外取引所の口座が必要になります。
CROを取り扱っている仮想通貨取引所の内最も取引が多いのがKuCoinです。
下記よりKuCoinで無料口座開設を進めましょう!
STEP③:MetaMaskをインストール・チェーン追加
大手ウォレットサービス「MetaMask」をインストールして、Cronos ブロックチェーンを取り扱うための設定をしていきます!
まずは下記リンクからMetaMaskをインストールしましょう!PCでもスマホでもOKです^^。
次に下記設定にてCronosブロックチェーンをMetaMaskに追加しましょう!
チェーンID:25
ブロックエクスプローラーのURL:https://cronos.org/explorer
新しいRPC URL:https://evm.cronos.org
通貨記号:CRO
詳しいやり方が分からない方は下記記事を参考にどうぞ^^。
STEP④:国内取引所からKuCoinに送金
Cronosブロックチェーンを始めるためには仮想通貨CROが必要です。CROはKuCoinで購入することができます!
CROを購入するため、さきほどコインチェックで用意したXRPをKuCoinへ送金しましょう!コインチェックログイン後こちらの送金ページから下画像のように送金できます。
宛先:KuCoinのXRPアドレスをコピペして入力
宛先タグ:KuCoinのXRPタグをコピペして入力
送金先サービス名:「その他」を選択
受取人種別:「本人への送金」を選択
送金額:送金するXRPの枚数を入力
STEP⑤:KuCoinからMetaMaskに送金
まず先ほどKuCoinに送ったXRPをCROにスワップしましょう!
その後、MetaMask宛にCROを送金します。
STEP⑥:VVS FinanceにMetaMaskを接続
VVS Finance公式サイトの「Connect Wallet」を選択して、MetaMaskのトランザクションを承認したら接続完了です!
お疲れ様でした!これにてCronosブロックチェーンにてVVS Financeを始めることができました!
Cronosブロックチェーンの将来性
下記3つのポイントからCronosブロックチェーンの将来性を論じてみます。
- ポイント①:5,000万人以上のユーザーを持つCrypto.com
- ポイント②:秒間数千に及ぶトランザクション処理ができる
- ポイント③:1プロジェクト毎に100万ドルの助成金
ポイント①:5,000万人以上のユーザーを持つCrypto.com
Cronosブロックチェーンを開発・運営しているCrypto.comは世界TOP10に入る仮想通貨取引所です。
なのでCrypto.comの経済圏が大きくなればなるほど、Cronosブロックチェーンが利用され、発展する可能性を秘めています。
そんなCrypto.comはほぼ全てのクリプト市場にアクセスできるほか、現実世界の実業とクリプトを融合される事業に取り組んでいます。具体的には下記です。
・仮想通貨FX取引
・NFTマーケットプレイス「Crypto.com NFT」
・独自のVISAカード「Crypto.com VISA Card」
・支払いサービス「Crypto.com Pay」
・即日融資サービス「Crypto Credit」
ポイント②:秒間数千に及ぶトランザクション処理ができる
CronosブロックチェーンのTPS(1秒当たりに処理できるトランザクション数)はおよそ数百~数千です。
他の主要ブロックチェーンと比較すると下記の通りです。
・イーサリアム:15 TPS
・ライトコイン:56 TPS
上記のように有名なブロックチェーンと比較しても、CronosブロックチェーンのTPSは圧倒的に早いことが分かります。
さらにトランザクション手数料は「1~数セント」ほどとなり、混雑時には10万円ほどかかってしまうイーサリアムと比較すると雲泥の差です…!
ポイント③:1プロジェクト毎に100万ドルの助成金
CRO EVM FundというファンドはDapps開発をしているプロジェクトに最大100万ドルの助成金を提供しています。
Cronosブロックチェーンのようなスマートコントラクトプラットフォームでは「多くの開発者が集まること」が盛り上がりに必要不可欠です。
そこで、CRO EVM Fundがなんと1プロジェクトにつき100万ドルもの助成金プログラムを実施しています。
Cronosブロックチェーンのトラブル・よくある質問
トランザクション状態を知りたいときどうすればいい?
こちらのCronosブロックチェーン専用エクスプローラーサイトを利用すれば、トランザクション状態を確認できます。
他にもブロック高やアドレス事のCRO保有残高なども確認できて非常に便利です。Cronosブロックチェーンを利用するうえで必須ツールなのでブックマーク登録しておきましょう!
日本の取引所でCROを購入できる?
日本の取引所でCronosブロックチェーンの通貨CROを購入することはできないので、海外の取引所口座が必要です。
KuCoinやCoinbase、Gate.ioなどで取り扱いがありますし、もちろんCrypto.comでもOKです。ただ、Binanceには上場していないので注意しましょう。
Crypto.orgチェーンとは別モノ?
CronosブロックチェーンはCrypto.orgチェーンを進化させたチェーンで、同様にCrypto.comが開発・運営を行っています。
混同しがちなので、覚えておきましょう!
まとめ:CronosブロックチェーンはCrypto.comの独自チェーン
最後に、本記事のまとめです。
- Cronosブロックチェーン開発・運営はCrypto.com
- Cronosブロックチェーンは早く・安く・安全!
- Cronosブロックチェーンは今すぐスタートできる!
ではでは、今回は以上となります。
なお、今後仮想通貨を運用するなら日本国内の取引所が必ず必要になります。
最速1日で口座開設出来て、入出金が早く、つみたてなどどこよりも多機能なコインチェックの口座をとりあえず作っておくのがおすすめです!
無料で口座開設できるので、手間を惜しまずやっておくと賢いです^^。
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・Cronosブロックチェーンの始め方を教えて!
・Cronosブロックチェーンはどんなプロジェクトがある?