ホリエモンの言葉part2

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 本当に問題なのは、常識を常識だと信じて疑わない、人々のマインドそのものだ。

「ファクト」と呼ばれる物事だって、光を当てる方向を変えれば、まったく違った様相をみせることがある。「オモテ」があるのなら、「ウラ」も必ずある。

 ちょんまげを結ったり、お歯黒をつけたりすることを常識だと思っている人は、もういないだろう。だから、今の日本の常識だって、10年後、20年後には、非常識になっているかもしれない。そんなものに振り回されていては、一生バカをみる。

 常識を疑う勇気を持とう。ウソをウソと見破る力を養おう。

 人と同じことをやっていたら損するだけだ。

 ファクトに行き着くためには、自分自身の頭をつかって「なぜ」「どうして」と思考を続けるよりほかない。

【努力が楽しくなるのは、少し得意になってから】

 仕事も学びも、やりたいことに没頭していれば、いずれ必ず結果が見えてくる。できないことを一つひとつクリアしていくこと自体が楽しいし、行動するごとに情報や経験が増え、クオリティーも高まっていく。僕も若いころは、寝る間も惜しんでトライ&エラーを繰り返していた。なぜなら、それ自体が楽しくて仕方がなかったからだ。

 そこで、とくに若い人に覚えておいてほしいことがある。それは、そんな努力が楽しくなるのは「少し得意になってから」ということ。つまり、ある程度仕事ができるようにならなければ、本当の楽しさは見えてこないということだ。

 このことを肌感覚で理解していなければ、なにをやっても続かない。「努力がつらい」「結果が出ない」「たいして面白くない」などといってすぐにやめてしまう。

 そうではなく、自分なりの努力の「型」をつくることが必要なのだ。先に述べた英語学習でも、まずは英単語を集中して暗記する「努力の段階」があるからこそ、その先にある楽しいコミュニケーションができるようになる。

 同じように、どんなこともまず集中的に努力し、一気呵成に合格点レベルまで自分を持ち上げていくことがコツになる。すると、そこからはやることすべてが楽しくなっていく段階に入る。少しずつ進もうとするから、合格点レベルに達する前にやめたり、疲れてしまったりするのだ。

 やるべきことは、とにかくスピード重視で一気にやりきろう。そんな成長のパターンを掴むことができれば、どんな学びのテーマが現れても、「必ず自分のものにできる」という強い自信がついてくる。

 そして、ますます楽しんで生きられるようになっていく。

あなたがこれまで通りの働き方をしているか、行動していないか、アイデアが平凡だからに過ぎないのだ。

【「信用」を売りにしたビジネスは成り立つ】

 西麻布によく行くシーシャバーの店長から聞いた話なのだが、そのシーシャバーには私を含め、多くの有名人が訪れる。

 そこで店側は、有名人が来店していることを把握でき次第、ツイッター上など、SNSでその有名人の名前を検索し、監視するそうだ。そうすることによって、他の客が盗撮したり、「今、○○が店にいるよ」と書き込むことを防いでいるのだという。

 週刊誌などに有名人の行動がバレるのは、周りの客のネットへの書き込みがきっかけとなっていることはよくある。有名人がよく通うようなレストランなどでは、このような対策を取ると有名人たちも安心して来店できるようになると思う。得てして、一度週刊誌に撮られた店には近づきたくなくなるものなので……。

 飲食店だけでなく、それなりの客が訪れる場所がこのようなシステムを採用すれば、信用を得るという意味では大きいと思う。